自己肯定感について。アニメとか本とか映画とかからの学び・感想。

どんなことも、自己肯定感につながると思うのだ。なので、学んだことを記していきます(無理やりのときもあります)

【映画】「本能寺ホテル」の感想

感想は、一言でいえば、おもしろかった。

観てよかったです。

 

いま、子どもが「本能寺の変」にはまっている。

 

さかのぼれば、キメツからなのだが。

 

キメツにはまる

アニメも漫画も終わったので、もてあます

YouTubeでキメツを探して見始める

エロいのとかもあるので、親である私が検索する

YouTubeキッズも使ってます)

エグスプロージョンの「本能寺の変」のキメツ版を発見

懐かしくなってエグスプロージョンを検索

「私の時代にむっちゃはやったんだよ!」と語る

みんなで踊る

歌詞?とかも覚える

本能寺の変がどういうことか、よく知る

 

という経緯です。

本能寺の変に関するマンガも買ってみたので、

はまってくれました。

(「何度ときを繰り返しても本能寺が燃えるんじゃが?!」というマンガ)

 

ま、私は歴史、あんまり興味ないのでよくしらんのですけどね。

でも、そんな私でも、本能寺の変は知っている。

さいころ大河ドラマで母が見てたのを一緒に見てた。

マイケル富岡が「信長を探せー!信長を探せ―!」

と叫んでいたのが印象的でした。

1992年でした。そっかー。

 

まあ、それはいいとして。

本能寺ホテル」について。

 

正直観る前は、

よくある話でしょー?って思った。

綾瀬はるかが戦国時代にタイムスリップ?!だもん。

よくありすぎるでしょ。

申し訳ないけど、こどもが本能寺にはまってなかったら

きっと観てなかったと思う。

 

確かに、よくある話だった。

でも、見てよかったわ。面白かった。

痛快だったし、ギャグだったし、

そして、泣かせらせてしまったのだ、クソウ!!

 

あらすじ。最後まで書いてます。長いです。ネタバレありです。

 

勤めていた会社が倒産したことをつきあって半年の彼氏に伝えたら

「じゃあ、結婚するか」と言われて、

彼氏の実家がある京都に単身やってきた繭子。

どうやら、ご両親の金婚式?に御呼ばれした様子。

配られる、なんというか、チラシ?を断れず、目の前では捨てられず、

カバンにしまうやさしさを持つ女性。

予約したはずのホテルは「来月ですよ」と言われ、

途方に暮れていたところ、

本能寺ホテル」というホテルを見つける。

そこでチェックインをする。

ロビーにあった「信長が持っていたかもしれないオルゴール」の

ねじを回してみるが、従業員に

「それ壊れてて鳴らないんです」と言われる。

ホテルまでの途中で買った

「信長も食べたかもしれない」という

室町時代?から製法が変わっていないという

金平糖を食べながら、エレベーターに乗ったところ、

扉がしまったところでロビーのオルゴールが鳴り始めて

従業員は不思議に思う。

エレベーターの扉が開くと、そこはなんか、縁側と庭。

「すごーい!どういう仕組み?凝ってますね?!」と

そこにいた人に言うのだが。実はその人、森蘭丸

「緊張して胃が痛い」という蘭丸に、現代の胃薬をあげたら

「効く!」ということで喜ばれました。

で。

これから茶会だから、静かにしてろ、と言われるのだが、

献上品のお披露目のときに、あるものになって、

「命より大事なものなので、あげられません」と、

千利休?っぽい人が言ったところで、

「俺に逆らうのか」的な信長がそいつを切ろうとしたところで

繭子は飛び出してしまって

「そんなことしちゃいけないですよ!」とかいう。

で、刀を持った信長の逆鱗に触れて、追いかけられる。

隅の部屋に立てこもったところで、なぜか現代に戻る。

チラシを置いて。

現代に戻った繭子は、従業員に「信長に会った」というのだが

一緒にエレベータに乗ると、別に普通にホテル。

靴を置いてきたことを思い出して、靴を購入。

現代では彼氏と昼ご飯を食べていて(料亭みたいなとこ)

おやっさんみたいな人が出てきて。

その人は実は彼氏のお父さんでした。なにー!

ホテルに戻って、またエレベータに乗って、

また信長の時代に戻って信長の前に連れてこられる。

このときに、森蘭丸に対して、

「秀吉?」「ちがう!」「家康?」「ちがう!!」

「もしかして、森蘭丸?」「そう!」

のやり取りが面白かったです。

あと、「太平の世がそろそろ実現するのだ。素晴らしいだろ。」

「なんだ、なんでも言え」と信長に言われて

「ここの人たちは笑顔じゃないですね。

蘭丸さんだって信長さんのこと、

冷酷非道で鬼みたいだって言ってたじゃないですか」

っていったときの、蘭丸が。

「絶対言ってない!!!」

って絶叫してて可哀想だった(笑)

濱田岳綾瀬はるかの掛け合いが(笑)

で、そのあとどこかに連れていかれるのだが。

そこでやっと、今は天正2年6月1日で、場所が本能寺であることを知る。

「やばい!今夜、本能寺の変が起こる!」と思った繭子は

蘭丸の話をしようとダッシュする。

そしたらまた現代に戻る。

エレベータから走り出てくるところがウケる(笑)

現代では、彼氏の友人を二人紹介してもらうのだが、

友人の女性の方は、もっと繭子の意見を尊重しろ、という。

確かに、むっちゃグイグイ彼氏だな。

で、また本能寺に戻るのだが。

そしたら信長に直接会う。で、「ついてこい」と言われて

着物を買ってもらい、町を案内してもらう。

「見ろ、みんな幸せそうだろ。もうすぐ終わる」

というのだ。そう、太平を作りたいのだ。信長は(このお話ではね)

「ぶりぶりぎっちょう」?とかいう遊びを見たりして。

で、ゆっくり話をする。

そのときにね。あぶり餅を食べるんです。

私、これ、知らなかったんだけど、作り方が戦国時代?から

変わってないんだって。

で、話しながらそれを食べるの。繭子が。そのときに信長が

「どうだ?うまいか」と聞く。

「はい、全然変わってないです」って繭子がいう。

で、信長が「そうか、変わっていないかー」と感慨深そうに言うのが

ちょっと引っかかった。私も。

これ、伏線だったんだ。

「誰が決めたのだ。できないと誰が決めたのだ。

絶対にできないと誰が決めたのだ。できないんじゃない。

誰もしようとしなかっただけだ。

お前は何がしたい」

「私には信長さんのような大きな夢はありません」

「大きいとか小さいとか、関係あんのか。

自分のやりたいことに大きいも小さいもない。

やりたいかやりたくないか、やるかやらぬか、

それだけではないのか」

ここが私のハイライト。

で、家臣たちが楽しくなさそう、ということで、

ぶりぶりぎっちょうを一緒にやって笑うんだよね。

しかし、さすが殿。うまい。そうなんだよね。

こういうことができるんだよね。信長はさ。

で。

「未来が変わってしまう」と言われたけれども、

信長に「本能寺にいるな、逃げろ」と進言する。

未来から来たことも信長にバレていた。

いやあ、信長が新しもの好きでよかったよね。

で、進言している途中でまた現代に戻る。

どうやら、フロントの「チン」て鳴らす奴がなると戻るらしい。

で、ご両親の金婚式に出席するのに着替えるのだが、

その前にお父さんと少し話しました。

「やりたいことがない」とお父さんに話す。

人より優れているところがない、

夢中になれることもやりたいこともない、

こんなんじゃダメですよね、といったら。

お父さんが「見つかりますよ、きっと。

もしかしたら明日にでもやりたいことと出会うかもしれない。

諦めるのはまだ早い」って。

金婚式が始まりました。

お母さんは実は亡くなっていました。

お父さんは街の大衆食堂から始めて料亭になったのだが、

「楽しかったのはいつかと思ったら、

学生さんたちが「おいしい!」と喜んで元気に頑張っている

それを見ているときでした。

そういうことで、店を閉めます。

そして、もう一度大衆食堂を開きたいと思っております。

この年になって大衆食堂もないと思われるかもしれません。

けど、私はおそうない、できると思っています」

って、かっこいいー!!!

バーで飲んでいるときに、信長のところにどうしてもいかなきゃ、と思って

からくりに気が付いて、(金平糖を食べるということ)

食べながらエレベーターに乗る。

そしたら、本能寺は火の海で。

蘭丸に助けてもらって、信長のところに行ったら

真っ白な死装束を着てるんだよね。

で、繭子が来る前に、

「本能寺で俺は死ぬから、あとは秀吉、頼んだぞ」

という手紙を、すでに出していた。

だから、秀吉が明智光秀を討つのが早かったのではないか、

という歴史ミステリーに対する答えを出したようだ。この映画では。

でね、そこに繭子が来るわけ。

「なんで逃げなかったの?」って聞いたら

「太平は誰がやってもいいんだ」って言って、

繭子が落としたチラシを見せる。

これは?

「写真といいます」といったら

「これは、いい写真だな」っていうんだよ。

ここが、泣けるー!!!

「自分がやらなくても、未来はこんなに明るくて、

みんな笑っていて、太平がやってきている。

だから、歴史通り、自分はここで死んでいいんだ」

ということなんだと思う。

いやあ、先を見据えまくった、

ただただ「太平」を願った信長の

あっけない、そして、覚悟の決まった最期でした。

現代に運よく戻れた繭子に、

彼氏は「引っ張りまわしすぎたな」と思ったようで。

「ほかに好きな奴がいるんだろ」って言われて

「そう」って言っちゃうんだよね?!

いや、繭子さん。

さすがに、信長みたいな男気がある人は、

いないですよ。。。特に現代では。。。

で、歴史の教員をやろうかな、って思った繭子さんでした。

振り回しまくったホテルの従業員さんに金平糖をあげたら、

食べながら乗ってしまって、扉が開いたら・・・

で、おしまい。

 

いやあ、ハイライトはここですよね。

 

「誰が決めたのだ。できないと誰が決めたのだ。

絶対にできないと誰が決めたのだ。できないんじゃない。

誰もしようとしなかっただけだ。」

「お前は何がしたい」

「私には信長さんのような大きな夢はありません」

「大きいとか小さいとか、関係あんのか。

自分のやりたいことに大きいも小さいもない。

やりたいかやりたくないか、やるかやらぬか、

それだけではないのか」

 

「(やりたいこと)見つかりますよ、きっと。

もしかしたら明日にでもやりたいことと出会うかもしれない。

諦めるのはまだ早い」

「楽しかったときはこういうときでした。

この年になって今更と思われるかもしれません。

けど、私はおそうない、できると思っています」

 

このお父さんは、信長の生まれ変わりでは?!

かっこよすぎでしょ!!!

 

自分のやりたいことに大きいも小さいもない。

やりたいかやりたくないか。

やるかやらないか。

遅くない、できると思っている。

 

やりたいことを見つけるって難しいと思ってた。

でも、確かに、小さいも大きいもない。

とりあえず、いま、やりたいことを、

やってみちゃえばいいじゃない?と思った。

夢を夢で終わらせずに、

夢があるから幸せだというのもあるけれども、

でも、次のやりたいことは、また絶対見つかるんだ。

進む限り。

いや、止まっていたとしても。

もし、やりたいことをやってしまって

次が見つかるまでの空白がつらい場合は、

私もそうなので、語りましょ!ぜひ。

推しのアニメやドラマが終わったりすると、

しばらく「無」になりますもん。

「ロス」ってやつですよね。

 

どんなに小さいことでも、

自分の「やりたいこと」から目をそらさずに

一つずつ、やってみよう。

そしたら、いつの間にか、

階段を上っている。

 

成功者の階段って、とても細かいんですって。

坂を一気に駆け上ったり、

高い段差を一気に踏みあがったりしていると思ってたけれど

本当は、とても細かい階段を上っているそうですよ。

ただ、上るのをやめないだけなのかもしれないです。

ときには座ってもいい。

下ってもいい。

他の階段を上ってもいい。

いろいろ試してみて、

「ああ、いろいろ上ったな」って軌跡が見えたら

それは「自信」につながると思う。

どんなことでもいいから

「やりたいこと」からやってみよう、と思いました。まる。

 

ところで。(きれいに終わらせたけど、まだ続けるぜ)

今回の映画は、信長に対する「愛」が見えますな。

信長、みんな好きだよね。私も好き。

ちょっと変なところとかもさ!!

今回はすごく「いい人」というか、

先を見据えすぎて他の人にはあまりわかってもらえなかったのかもしれないけど、

とても「いい男」に描かれていました。

「何度ときを繰り返しても本能寺が燃えるんじゃが?!」というマンガも

ここからきているのかな、と思いました。

もし、本能寺で自分が死ぬと知ったら、

全国統一目前で死ぬと知ったら、

信長はどうしただろうか、というところから。

信長は頭がよかったらしいから(ちょっと変というくらいに)

きっと、何か、考えたんじゃないかな、ということだと思う。

こちらのマンガも、信長に対する「愛」があふれていますので

ぜひ。

ただ、このマンガを読んだ子供は

「ねえ、信長って、馬鹿なの?」

っていうくらい、アホには描かれています(笑)

今のとこね。

いや、愛のある、ね。

信長なら許してくれそうな(笑)

家康だったらなんとなく呪われそうじゃない?(笑)

信長って、切られる可能性もあるかもだけど、

笑い飛ばしてもくれそうだよね。

 

監督:鈴木雅之

倉本繭子:綾瀬はるか

織田信長堤真一

↑この3人は、「プリンセス・トヨトミ」のタッグだそうです!

 思ったよ、この二人ってときに!!

 私、原作派だったから、綾瀬はるか

 「女性」だったことにちょっと違和感を感じていましたよ。

 原作では男性なので。

 まあ、うん、わかるんだけど。

 濱田岳くんでもよかったんじゃないかな、綾瀬はるかの役。

 岡田将生の役を綾瀬はるかで、

 もう一回作りませんか。ねえ。

 岡田将生の役こそ、「女性」じゃないと、

 意味が変わってきちゃうじゃない?!

森蘭丸濱田岳

 うまいよね、この人。伊坂さんの映画の常連さんのイメージですが

 わかるよ~かっこ悪い役ができるって、とても素敵。

 そして、かっこよくも見えるんだもの。

本能寺ホテル支配人(支配人だったんだ):風間杜夫

 いつも、否定しないように、でも何言ってるかわからない、

 って感じ、とてもよかった(笑)

 いつも振り回されて泣きそうで気の毒(笑)

明智光秀高嶋政宏

吉岡恭一:平山浩行

吉岡征次郎:近藤正臣

大塚孫三:田口浩正

島井宗室:佐戸井けん太

出張マッサージ師:八島智人

 せっかくヤッシーなのに、全然物語に絡んでこないんだもん!

 でも、「このちょっと変な人をもってしても(動きがおかしい)、

 繭子が変に見える」というスパイスでした。

予約を間違えるホテルの人:宇梶剛士

職業安定所職員:飯尾和樹

チラシを配る男:加藤諒

 

そうそうたるメンバーでしたね。

見てほしいな~重くないので気軽にみられるし。

本当に、こんなに信長がかっこよかったら、

そりゃついていってしまうわな。

そして、敵も作りやすいですよ。