自己肯定感について。アニメとか本とか映画とかからの学び・感想。

どんなことも、自己肯定感につながると思うのだ。なので、学んだことを記していきます(無理やりのときもあります)

聖書の感想 2

続き、読んだ。

 

アダムとアダムの肋骨から作ったイブ(エバ)をエデンの園に住まわせる。

そこには「知恵の実」をつける木があって、それだけは食べてはいけないという。

 

→なんで、「食べちゃいけないもの」を置いとくかね。

 他のとこに植えとけばいいじゃん。

 

最も賢い動物であるヘビにそそのかされてまずイブが食べて、アダムに勧めてアダムも食べる。

 

→こう、特定の動物を悪者扱いするっていうのが、想像力がないよなあ、ってすごい思うの。選民思考というか、差別、強すぎない?

 

神に食べたことがばれる。

 

→ここでさ。イブは「ヘビにそそのかされました」って言って、アダムは「あなたが一緒に暮らせって言ったイブに勧められたんです」とか言って、責任を押し付けあうとか、どういうつもりなん?食ったのはお前やろがい!

 

エデンの園を追放される。

外で男は労働、女は産む痛みを感じさせられるようになる。

アダムとイブが夫婦生活をして、アベルとカインが産まれる。

アベルは農夫として神に作物を捧げる。カインは羊飼いとして子羊を捧げる。

神が子羊しか受け取らない。

アベル、悲しくなって背を向ける。

神「正しいことをしたなら、受け取ってもらえるだろう?」とかいう。

アベル、カインを連れ出して、殺す。

 

→いやいや、なんで作物受けとらんの?しかも、「正しいことをしたなら」って、そっくりそのまま返します!権力があるやつがそういうことをしてはいけないと思う!そりゃ殺人事件も起こるわ!

 

アベル、追放。「生きていけない」と神に懇願。「お前を殺させはしない。もしそんなことをしたら相手に7倍の罰を与える」

 

→ってどういうこと?作物を受け取らなかったせいでこうなったから反省したの?あんなこと言っておいて、殺人を犯したやつをそんな風に許す意味がわからん。

 

アベル、妻と夫婦生活をする。

 

→妻って誰?!最初の人は、アダムとイブだけでは?他にもいるの?!じゃあ最初の人の意味とは。。

 

ツッコミまくってしまった。怒られそう。マジで。

 

聖書の創世記を2ページだけ読んだ

明けましておめでとうございます。

昨日の年が明けて一発めに読む本は何にしようかな、と思って 「旧約聖書」にしました。

「正月こもりで飽きたときように」って借りてあった。

 

聖書を「読み物としてツッコミながら」読みました。

 

※私はユダヤ教キリスト教イスラム教ではありません。無宗教です。どちらかというと神教、やおよろずの神、太陽神。仏教ですらない。「宗教がなければ戦争が少なくなるのにな」と思っているので、うがった見方をしていますので、そのへんご理解ください。私の考え方に対する苦情は受け付けません!お怒りを向けられても困ります(すみません)「考え方が違うな」という方、こちらで回れ右してお帰りくださいm(_ _)m

 

さて。ほんのりとしか知らなかった創世記。

まず、地球は液体でした。

 

そして有名な神様の「光あれ」。

光(昼)と闇(夜)を作る。

 

そして、地球とそれ以外を分ける。

 

水を作り、地上(陸)と水中(海)を分ける。

 

生物を作る。

 

自分に似せた「人間」を作る。

 

どれもさ、「それを見て、神は満足された。」で終わるのね。

読み聞かせてた娘が毎回「また満足された!!」ってツッコむのが面白かった。

で、人間に「産め。増やせ。陸海空の生物を支配せよ」っていうの。

なんなんだろうね?!この考え方!!なんで人間が支配するの?!意味わかんない!!

地球は地球やろが!!全生物のものだ!!というより、誰かのものでもない!!

娘は「産めってなんだ!言い方!!」と何度も言ってました。引っ掛かるの、そこなんだ。面白いな。

 

「なにこれ!はあ~?」って言ってたんだが、「7日目に満足されて休養された」とあり、

「いま、一週間で日曜日がお休みなのは、キリスト教のおかげ。これがなくて日本人がカレンダーを作ったら、休みなんかなかったかもしれない」と言う話をしたら

キリスト教さま!」と娘は叫んでおりました。

 

「いま現在、これを『本当だ』と言う人がどれくらいいるのかはわからないが、小さい頃からこの話を聞かされ続けて来た人が、世界の70%くらいを占める(数字は適当に言った)」という話をしました。

「日本人は?」

「世界的にはものすごーく少数派!世界の大半の人は、少なからずこの物語を信じている、と思って接しろ」

と言えたのは、よかったかな。

 

しかし、ここだけ読んでも、これが本当に信じられている時代に

ガリレオガリレイの地動説だの、地球は丸いだの、ダーウィンの進化論だの言われても、

そりゃ弾圧するわな、と思ったわ。

 

日本人は太陽信仰で、太陽がなんなのかが解明されたときに

日本人から神がいなくなった、という説を聞いて、なるほど、と思ったけど、

こういう、ぼんやりした、実態のない「神」の場合、

完全に否定もできないし、小さい頃から聞いてるなら、

信じていても仕方ないよなあ、と思う。

実際、どうやって地球ができたかなんて、誰もわからんのだし、肯定も否定もできないもんなあ。

 

できないんだから、戦争すんなよ。。

【映画】「リメンバー・ミー」の感想

「忘れられる」というのはこんなにもつらいことなのか。

死んでなお、自分の話をしてくれる人がいる、

というのは、自分にとって自己肯定の最上級の一つなのかも。

 

 

では、さっそく、ネタバレありの感想です。

吹き替え版で観ました。

ディズニーということで気になっていたけれど、

見たことはなかったなあ。

 

むかしむかし。

おそらく舞台はメキシコ。

とある夫婦がいました。

夫婦に女の子どもができて、

お母さんは大忙し。

そんなときにお父さんは「音楽やりたいんだ」と言って

旅に出てしまい、そのまま帰ってきませんでした。

お母さんは、お父さんのものをすべて捨て、

音楽も捨てて、靴屋に弟子入り。

なんで靴屋にしたのかは、よくわかんないけど、

靴屋に弟子入り。

それからここの一族は、靴屋を続けています。

そして、音楽は厳禁。

聞くのもダメ。演奏なんてもってのほか。

 

で、その「お母さん(ママ・イメルダ)」を曾々祖母にもつ、

この家に生まれたミゲル。

彼は今小学生くらい?だが、

音楽を聴くとギターを弾けるくらいの天才で、

歌もうまい。

でも、ここのおうちは音楽厳禁。

ギターなんて弾こうものなら、もう!カンカン!!

歌もだめだし、他の人が歌っているのもいなすくらい。

でもミゲルは、伝説のミュージシャンであるデラクレスにあこがれている。

 

あるとき、一年に一回の「死者の日」というのがあって、

みんなでいろんなお化けに仮装してお祭りをするのね。

これって、ハロウィンかな?

うろ覚えだけど、ハロウィンの原型は、

年に一度先祖を迎えるんだけど、

せっかく帰ってきてくれたのにお化けだから、

生者が「わあ!」って驚くと気の毒なので

みんなで仮装してお祭りをすれば、

本当にお化けがいてもわからないし、

お祭りなら多少人数が増えてもわからないし。

生者も死者も、楽しく騒ごう!!

みたいなのだったような気がしていて、それのことかな。

これ、すごくいいなって思うんだ。

なんか、陽気だよね。

そして、悲しいけれど、死というものをそんなに

マイナスに考えないというか、

私はこのお祭りがあるなら、とてもやさしいと思うんだ。

あと、日本のお盆も似てるなって思って、

どの国でもそうなんだな、としみじみ思った。

 

ま、それはいいとして。

その日は、祭壇に今まで遺族を飾るんだけど、

ママ・イメルダの場合は、夫の顔が破られている。

でもギターがあって、そのギターが

ラクレスと同じだ、ということにミゲルは気が付く。

「死者の日」には音楽コンテストがあって

それに向けて秘密に練習してきたから、

「デラクレスの血を引いているんだ!僕は出る!」

みたいなことを言ったら、

ギターをおばあちゃんに壊される。

で、ミゲルはブチ切れて街に向かう。

内緒でデラクレスの祭壇に入り込み、

祭られているギターを勝手に取り出したら

死者の世界に行ってしまうのだ。なぜか犬と一緒に。

死者の世界は生者の世界と重なっていて、

でも死者の世界の人間は生者には見えない。

このまま朝日を浴びてしまうと、ミゲルは戻れない!

ミゲルがもどるためには、先祖に許しをもらうだけでいいのだけど、

イメルダが「二度と音楽をしない」という条件をつけたので、

「家族なら、応援してくれるんじゃないの?!」ってキレて

イメルダの夫だったと思われるデラクレスに

許しをもらいにいく。

ただ、デラクレスは超人気者なので、

まあ、普通に会うことなんてできないわけで。

そしたら、デラクレスの友人だ、という

ヘクターという人が現れる。

「デラクレスに会わせてやるか、俺の写真を祭壇に飾ってくれ」って。

死者の国では、祭壇に写真を飾ってもらえないと、

死者の日に死者の国から出られないんだって。

そして、ヘクターは、まだ自分の娘が生きているから

死者の日に死者の国を出て、なんとかして会いたいんだ、とのこと。

そして、すべての人に忘れられると、

「死者の国」で2度目の死を迎えるらしい。

消えていった友人がいたよ。切ない。。。

 

ミゲルはヘクターと一緒に、いろいろな危機を乗り越えながら

ラクレスのところに向かうわけ。

生者がいるとまずいということで、死者に変装したり、

「このコンテストで優勝すればデラクレスに会える!」という

コンサートに出たり。

で、デラクレスには会うんだけど。

最初はいいんだけど、なんかちょっとイメージと違う。

なんか、ちょっと、権力とか大好きな感じで。

 

真相は。

すべての曲を描いていたのはヘクターで、

一緒に世界中を回っていたのだけれど、

ヘクターは家族に会いたいから帰りたいといって、

そしたら困っちゃうデラクレスが、ヘクターを毒殺した、

というものだった。

本当はヘクターは帰りたかったし、

イメルダもヘクターを愛していたし、

イメルダはヘクターと歌うのが大好きだった。

そして、ヘクターとイメルダの子どもというのが、

ミゲルの曾祖母のココで、ココは年でもうだいぶ弱っていて、

いろいろ忘れかけていることをミゲルは思い出す。

イメルダとヘクターは、デラクレスが行う死者の国でのコンサートで

ラクレスに奪われたヘクターの写真を取り戻そうとする。

うまいことやって、デラクレスがヘクターを殺して

自分の地位を築いたことをみんなに知らせ、

生前と同じように鐘につぶされる(ちょっとウケた)

でもヘクターが消えかける。写真はどこかに行ってしまった。

ココが忘れそうになっているのだ。(年だもの)

 

イメルダとヘクターに無条件で許しを得たミゲルは、

生者の世界に戻り、デラクレスのギターを奪い、

ココのもとに急ぎ、デラクレスが歌って有名になったけれど

本来はヘクターがココのために作った

リメンバー・ミー」という曲を歌う。

そしたらココはいろいろと思い出して、

ヘクターの写真とか、手紙とか、楽譜とか

全部とってあって、それによって、

ヘクターの地位は上がり、

ラクレスはペテン師として

祭られているところに「忘れてやる」って書かれていた。

これもちょっとウケた。

 

で。

ミゲルの家の音楽禁止はなくなり、

次の年のミゲルの家の祭壇にはヘクターと

亡くなってしまったココの写真が飾られ、

ミゲルは思う存分歌って、その日をみんなで満喫するのでした。

おしまい。

 

なかなか、おもしろかった。

「忘れられる」ことのつらさとか、

家族の愛とか。

今ちょうど京極夏彦百鬼夜行抄シリーズを読んでいて

それぞれの家にはそれぞれの「掟」みたいのがあるじゃない。

それって、外からみたらすごく「変」っていうこともあるんだよね。

紐解いたら、始まりは大したことじゃなかったり。

それが時間が経つにつれて、だんだん大きくなってしまっただけだったり。

そんなことを紐解けた、過去の呪い(縛りみたいなもの)から

抜け出せた、そんな話でした。

 

このデラクレス。

みんなに自分の悪行がばれましたけれども。

人に忘れてもらえないと思うんですよね、なかなか。

名前も売れてしまっているしさ。

「あいつ、最悪なんだぜ」って受け継がれていくわけでしょ。

死者の世界でもだし。

死者の世界でなかなか死ねなくて気の毒です。

こうなったら死にたいよね、早く。

後ろ指さされて、身を隠して生きないといけない。

これ、つらいわ。私。

 

今回は、なにせ題名が

リメンバー・ミー」じゃないすか。

「私を忘れないで」でしょ。

だから、忘れられる寂しさと、

忘れられたい悲しさと、

「死んだ後に忘れられる」ということについて

描かれた映画なんだよね。

仏教だとお盆に帰ってくるけれど、

私は祖父が神教(金光教)で、神父(?)さんが

「ふとしたときに思い出してあげることが一番の供養です」

っておっしゃってて、

そうかー、そういうもんかーって思った記憶があります。

 

忘れられるってつらいよね。

ヘクターの友人がすべての人に忘れられて消えるところが

一番悲しかった。

自己有能感じゃないけども、

「有名になりたい!」というのは、

いろんな人の記憶にとどまりたい!という意味でもあるのかもしれない。

死んでなお自分の話をしてくれる人がたくさんいる、

というのは、自分にとって自己肯定の最上級なのかも。

「忘れられたいですか?」って聞かれたら

「はい」という人はあんまりいないと思うけど、

私の祖母は「もうこの人音沙汰ないから死んだのねって思われたい」

って生前言っていて、

その考え方、好きだった。

きっと、祖母は自己肯定感の高い人だったんだろうな、と思う。

自分が愛された記憶があるからこそ。

 

そう、だからさ。

ラクレスの気持ち、わからないでもないんだよね。

殺してしまうのはよくないけれど、

ヘクターには、

才能があって、愛する家族がいて、

その家族にも愛されていて、

その家族を一番に考えることができる。

そんなの、うらやましい以外の何物でもない。

それで、自分を捨てようとしたんでしょ。

実際は、捨てられたわけではないのだろうけれど、

そういう風に取ってしまったんだよね。デラクレスは。

それは、自分に自信がないからこそだと思うんだ。

 

こうとらえてしまう、というのは、

遺伝的要素が強いらしい、というのがわかってきたらしくて、

その動画が面白かったので、それについては

また別件で。

 

自分が覚えててもらえるかはわからないけれど、

せめて、私はいろいろな人を折に触れて思い出そうと思ったし、

覚えておきたいと思った。

 

そして!!

音楽がめちゃめちゃいいです!!

私、この音楽好きなんだけど、なんていうの?

この系統。

一番最後にミゲルが歌っている曲調

とても好きでした♪

 

自己肯定感を上げるなら、下記がオススメ。

https://jisedai.co/lp/CGswO

毎日「死にたい」と思っていた私が、

3か月に1回くらいになりました。

ついでに、ビジネスも学べます。

【本】「塗仏の宴 宴の支度」著:京極夏彦 の感想

「自分ってなんだろう」と考えさせられる。

「自分」なんて、本当はないのではないだろうか、と。

そして、「そんなことを考える暇もないくらい

没入することがある」というのは、

生きるのが楽しいのだと思う。

 

文庫3巻分ありましたが、まだ終わってない。

「宴の始末」があと3巻分あります。

 

いきなりネタバレいきますよ。

 

関口君?!

いや、あなたは絶対殺してないよ!!

絶対殺してない!!

絶対違う!!

そんな度胸はないし、そんなことする人ではない!!

 

でもな、関口君は、暗示にかかりやすそうだからな。。。

そう考えると。。。だめかも。。。

ちょっと中禅寺さん!!京極堂さん!!!

榎木津も!!木場さんも!!降幡も!!

関口君を助けてあげて!!!

というわけで、

あまりに気になって「宴の始末」を速攻借りに行った。

(図書館で借りてます)

 

京極夏彦百鬼夜行抄シリーズ第6弾です。

一時期、映画化されてもんのすごくはやった

魍魎の匣

煉瓦本と呼ばれ、とある短編ミステリーでは

撲殺の凶器として使われていました。

おどろおどろしいホラーだと思っていたので

読む気は全然なかったんだけど、

友人が好きで

「ホラーというよりミステリーだよ」

ということで

第一巻の「姑獲鳥の夏」から読みました。

狂骨の夢」を読んでなかった気がして

先日読みましたが、前に読んだことがありました。

すっかり忘れていたけどね。わはは!!

覚えのあるシーンがいくつか出てきて

「あ、そうだ!」と思ったよ。

鉄鼠の檻」と「絡新婦の理」は

読んだ気がしてて、

文庫全6巻ある「塗仏の宴」は

絶対読んでないから、ちょっと手をだそか、と思ったのです。

 

でも、絡新婦の登場人物が出てくるので、

ジョロウグモ、もう一回読みたいと思います。

※↓ネタバレするよ!!

 ↓

 ↓

死んだけど(ネタバレ!!)。

えー!!織作茜、好きだったんだけどなー!!!

絡新婦はすっかり忘れているので

どんな人だったか忘れてしまいましたが、

ここではなかなかな人物ですよ。

そういえば、「狂骨の夢」の朱美も出てきました。

 

ところで。

いっつも思うけど。

どうなってるの?京極夏彦さんの頭の中は。

あまりにストーリーが複雑です。

登場人物も多くて誰が誰やら、となっているのに、

京極堂とかが話す妖怪の類についても

もう、複雑怪奇。

どうなってるの?!京極夏彦さんの頭の中は!!

そして、この知識量!!!!

信じられない!!!!

この3倍くらいは知ってるってことでしょう?

いやはや。。。

 

整理できないけど、整理しますね。

まず関口巽くん。

彼は、なんか捕まっているらしい。

そこから始まり、そこで終わりました。「宴の支度」は。

どうやら尋問を受けているよう。

でもほら、関口君でしょ。

なんか、心があっちの世界に行っちゃうんですよ。

ちょっと、わかる気もする。

自分がやっていないことで責め立てられて

殴られて汚い独房に入れられて

精神が崩壊寸前です。

で、最後にようやくわかるのです

「私が、織作茜さんを殺したのですか?」

織作茜を殺した罪で捕まっているということを知るのです。

ええ?!マジかよ?!!

確か、織作茜さんのことを、そんなに悪く思っていなかった

気がするんですよね?!確か!絡新婦の時に!!

あんまり覚えてないけども!!

関口君は、すぐ同情するので。

共感というか、同情するので。

 

関口君がなんでこんなことになっているかというと。

知り合いの知り合いみたいな人に、

「駐在としていた村が、なくなっている」

と言われる。

「駐在として6か月ほどいたはずの村が、

地図からもなくなっている。

その村に行ってみたら、もう60年とか住んでるよ、っていう

見たこともない爺さん婆さんがいた。

でも、絶対自分はここにいたのだ。

なんで半年かというと、戦争に行かないといけなかったからだ。

しばらくして、思い出してきてみたのに。

6件くらいあって、真ん中に「佐伯家」というでかい屋敷があった。

佐伯さんのところには布由さんというかわいい娘さんがいた。

佐伯さんはどうやら「ひょうすべ」という妖怪を飼っていたらしい。

そいつは不老不死で、その肉を食べると不老不死になるらしい。

それを見せてくれるって言っていたのに、

村自体がなくなっている。私はおかしいのだろうか。」

という感じ。

で、関口君はそこに行ってみるんだよね。

駐在さんと、なんかたまたま?そこにいた研究家みたいな人と

3人で。

研究家がずんずん進んでいって、

佐伯家らしきでかい屋敷にも勝手に入っちゃって、

そしたらそこで殴られて、

気が付いたら独房だったんですよ。関口君は。

 

次、朱美さん。

朱美さんは「狂骨の夢」の登場人物なんだけど、

伊豆に旦那さんと住んでいる。

旦那さんは薬売り。

尾国さんという薬売りの先輩にお世話になっている。

ところで朱美さんは、また人を拾うんですよ。

首つり自殺をしようとした人を。

なんかその人、変なのね。

普通にしゃべってて、別に自殺とかしそうにないのに、

いきなり、首を吊ろうとする。

変だな、と思ってたら

「みちの教え修身会」の人がやってきて

「私が助けます」とか言い出して。

で、また急に自殺しようとするのだが、

そこに尾国がやってきて

「あんたは後催眠にかかっている。

犬の鳴き声を聞くと、死にたくなるような後催眠に。

「みちの教え修身会」はそういうことをするんだ!」

みたいなことを言うんですよ。

ただ朱美さん。

なぜかわからなけれど、

ずっとよくしてくれている尾国よりも

この自殺したくなる男の方が信頼できる、と思うくらい、

尾国に違和感を感じています。

この朱美さん。

狂骨の夢」からそうだったけど、

この人の第6感は、当たる気がする。

 

関口君はそういえば、宮村さんという人に会って。

「友人が「みちの教え修身会」なるものにおじいさんが入っちゃって

私財をなげうつから、本当に嫌。

しかも、「ひょうすべを見た」って小さいころに言っていて、

それと同じ人が「みちの教え修身会」のトップで

絶対おかしいって思っているのに、

おじいさんは「ひょうすべなんて知らん」って言われて。

何とかしてください。」

って言われるのよ。

でさ、この友人が麻美子。

この麻美子、喜多嶋薫堂という歌人だった。

この歌人は、覆面で、一世を風靡しているのに、

まったく顔出ししない、と思ったら、

どうやら雑誌の一塊の編集者だったらしい。

別にただ穴埋めをしただけなのに、売れちゃって

ちょっと顔は出せません、ということだったらしいのだ。

で、この麻美子さん。

「尾国さん」とつながってた。

子どもが生まれてすぐぐらいのときに、

よく置き薬屋として訪問してきたらしい。

で「2~3日でよくないことが起こるから、この壺を買えって

華仙姑乙女が言ってるぞ」とか言われて

(華仙姑乙女は、占いの当たる霊媒師としてちょっと有名だったらしい)

「いやいやお金ないし」って言ったら

二日後ぐらいに、麻美子さんの腕が突っ張ってどうすることもできなくなり、

わが子をタライに沈めて殺してしまった、という事故を起こしてしまった。

それから、麻美子さんは華仙姑乙女の言うとおりに動くようになってしまった。

京極堂曰く。

おじいさんがおかしくなったのではない。

麻美子さんが後催眠にかかっていたのだ。

火薬の爆発する音がすると、手が突っ張るという後催眠。

それで、華仙姑乙女に金をつぎ込ませるために。

そして、おじいさんが覚えていないという

「ひょうすべ」も、

後催眠で「麻美子さん」が過去に経験したように感じさせられている

とのこと。

「みちの教え修身会」のトップを見かけたのは一度だけ。

その人がちょっと変だったので

(実際は、殴られてふらふらで歩いていたらしい)

その記憶を操作して、過去にあったように見せかけた、というもの。

京極堂曰く、「尾国は、相当な後催眠の使い手らしい」とのこと。

麻美子、ショック。

自分の子どもを殺した人に、貢いでしまった。

 

次に。華仙姑乙女。

中禅寺昭彦には中禅寺敦子という妹がいる。

その妹が、とある女性を助けようとして、

自分が殴られる。

その男たちはどうやら「韓流気道会」の人で、

敦子が取材して書いた記事が気に入らない、というのも

あったらしい。

で、なぜか「通玄先生」なる漢方薬局の先生が助けてくれたらしい。

で、とある女性は、ひょろっとした女性で。

敦子は思い当たる。

「もしかして、華仙姑乙女?」

ビンゴでした。さすが。

「もう、使われるのは嫌なのだ。」とのこと。

どうやら、「座ってろ」言われて、

目の前に知らん人が連れてこられて、

なんでかわからないけれど、

その人に何かを「言う」。

なんでそれを「言う」のか自分にもわからない。

でも、「言うことは決まっている。」

そして「言ったことが本当になる」

本当になるように、細工されているのではないか、と思っている。

自分は「適当に言っているだけ」だから。

どうやら華仙姑乙女も尾国に後催眠をかけられ、

「よく当たる霊媒師」として仕立て上げられていたよう。

このとき、榎木津さんが出てくるんだけど、

エノさん、何か見ているんだよね。

何見てるんだろう、華仙姑乙女の後ろに。

敦子さんと華仙姑乙女が歩いているときに

再び襲われたときの助けにきたエノさん、

マジでかっこよかった。

京極堂が心配しているぞ」って。

いや、もう、惚れる。

マジで惚れる。

初めて、そのときに、敦子は、ガタガタと震えていることで

「自分が怖かったんだ」ということに気が付く。

で、華仙姑乙女。

本名は「佐伯布由と申します」

ってええ?!あの佐伯さん?!

 

次、木場さん。

飲み屋に行ったら、相談を受ける。

「見られてないのに見られてる」という謎の。

女の人なんだけど、

事細かに自分がやったことが記載された手紙が工藤という男から届く。

キモ。

毛糸のパンツの色とか。

そういうことすらも。

そして、それらがすべて「卑猥」なことにつなげられて書かれている。

キモ。

もちろん、「牛乳を右手のコップで飲んだのはあなたがエロいからで」とか

言われても、そんなつもりは毛頭ないのだが、

毎日のことを毎回事細かにそう言われると、

実はそうなのでは・・・?と思い始めてしまう、

私は淫乱なのでは・・・?と思い始めてしまうという。

まあ、わかるよ、それ。。。

目張りもしてるし、天井裏もない。

どう考えても見られていない。

しかも、その工藤は仕事もしているので、

そんなに見ているわけがない。

ストーカーなのかと思うけれども、

それにしても、書いている本人が仕事をしている最中のことも

記載があるのがおかしい、

つまり、「アリバイ」があるのだ。

しかも「見られている感じは、しない」とのこと。

えー?

で、この女性。

「長寿延命講」っていうので、通玄先生という人から

毎月薬をもらう。

通玄先生?敦子を助けてくれた?

これが怪しくてね。

毎月、こうしなさい、というのを

事細かに決めてくるんだって。

「じゃあ、それを見てるんじゃないの」って言うんだけど、

「でも、その事細かに決めていることを、

私は一つも守っていません」とのこと。

「守っていないのに、私の行動がわかる。なんで?」

っていうこと。

おそらくだけど、この「長寿延命講」。

徹夜をする日が月に1回あるんだけど、

1時間仮眠をとるんだって。

そのときに、多分何かずっとお弟子さんがしゃべってるんだよ。

「こういうことを言われるけど、あなたはそれを守れなくて

こう行動するでしょう」って。

後催眠だよな。要は。

で、それをなぜかストーカーみたいな工藤が知っている、ということだ。

で、京極堂に言われたのは。

「手紙に書いていないことを探せ」である。

「手紙が来て、そのあと手紙を開封する。

そこのところが書いていないはずだ。

書いてあっても間違っているはず。」

とのこと。

京極堂?何がわかっているの?!

はよう、教えてくれ!!!

しかも、またもう一人霊媒師が出てきて、

その「蘭童子」様が「この長寿延命講はまやかしだよ」

といい、通玄先生の後催眠について語る。

で、そのからくりを利用してストーカーしてた工藤さんはつかまります。

 

次に、織作茜。

茜さんは、家を引き払うために金持ちの

色ボケ爺さんと対面しないといけなくなる。

で、その色ボケ爺さんが、

「徐福研究会」なるものを立ち上げるという。

「徐福」っていうのは、どうやら

秦の始皇帝の命で、不老不死の薬を探しに来た人らしい。

「徐福」が祭られている神社?みたいのが全国各地に散らばっているから

それを研究しよう、という。

で。この爺さん。

目をかけていた工場の経営者が、

急にコンサルタントを雇いだして、

そのコンサルタントが「韮山のとある山を買え」という。

でこんどは、徐福研究会の研究員をやっている東野が

韮山のとある山を買え」と言ってきた。

おかしい、だから茜さんがやってくれ、ということになった。

どちらも同じ場所。

しかもすごく辺鄙な場所。

そして、ここはおそらく、佐伯さんの家があった

地図から消された村の場所。

どうやら、村民皆殺しされたらしい、

という新聞記事がちょっと載った。

でも、続報がなかった。

しかもGHQがなぜか入って行っているらしい。

茜さんは、自分の家族が全員死んでいて(絡新婦で)

その供養のために、ご神体みたいなものを

2体奉納するために、富士山の近くまで、

色ボケ爺いの秘書の津村と一緒にくる。

この津村。

新聞に「あそこの村民が皆殺しになっている!」

と言ったという、唯一の目撃者の息子だった。

何があったのか知りたい、とのこと。

で、温泉につかっているときに、

茜さんは考えていて、何かに気がつく。

そしてそこで、殺されてしまうのだ。

 

関口君に?!

そんなばかな!!

 

「ひょうすべと河童の違い」とか

「ひょうすべとは何か」とか

「木花咲耶毘売命と石長比売命」とか

宮村とかいろいろ出てくるんですけど、

私が「現時点で思う」主要な個所をまとめておきました。

これで「宴の始末」を読んだら

「重要なのはそこだったんかい!」ということが出てくると思うので

そのときはそのときに詳しく。

 

いやあ、何がどうなっているのやら。

 

「俺個人がねえだと?」というセリフ。

そしてもう一つは、

茜さんが、ご神体をどこに埋葬したらいいかわからなくて

京極堂に相談しようと思ったら、

友人の多々良さんが出てきて、

それは楽しく話をするのだけれども、

そのあとの、感想。

「多々良の話は面白かったし、収穫も大いにあったのだが、

茜はそれ程清々しい気持ちではない。

四六時中、何か他のこと

―例えばお化けの成り立ちでも神社の歴史でも何でもいいのだかー

兎に角そうしたことを考えて、

その思索の海に没入して生きられたなら、

どんなに愉しいだろうと、茜は夢想する。」

ここ、すごいわかった。

マニアでもオタクでも趣味でもそれが仕事でも

なんでもいい。

「なぜだかわからないけれどそれをしてしまう」

というものを見つけた人は

本当に強いのだ。

「自分とはなんだろう」と考える暇もないのだろう。

それは、とても愉しいことなんだと思う。

 

自己肯定感的に言うと。

「自分」というものは

催眠術くらいでどうにかなってしまうくらい

あやふやなものかもしれない。

だからちょっと怖いけれども、

「なにかに没入している」と、

「自分とは何ぞや」なんて考えなくてもいいわけで。

だから、オタクやマニアは最強なのだから、

これからも「没入」していこうぜ!

ということでした。

後編も楽しみです。

 

自己肯定感を上げるなら、下記がオススメ。

https://jisedai.co/lp/CGswO

毎日「死にたい」と思っていた私が、

3か月に1回くらいになりました。

ついでに、ビジネスも学べます。

【映画】「殿、利息でござる!」の感想

実話なんですって。

なんだろ、なんか、「いい人」が多すぎて

ちょっと食傷気味でした。

そんな人たち、いねえだろうよ、っていう、

うがった見方をしてしまった。

いや、いたからこそ、「実話」なんだろうけど。

これが盛ってなかったんだとしたら

「事実は小説より奇なり」です。

 

はい、ではあらすじを。最後まで書くのでネタバレありますよ。

 

 

最初に、夜逃げをしようとしている家族が出てくる。

浅野屋という造り酒屋で金貸し業の店主に見つかる。

「すみません、返せません。許してください」

と言ったところ、店主が降りてくる。

(ああ、終わったな・・・)という雰囲気が漂う。

なんでよりによって自分が金を借りている店の前を通って

逃げようとするかね。。。

他に道はなかったの?って思った。

(文字通りの「道」ね)

 

で、場面変わって。

お茶でお上に認められた瑛太扮する菅原屋が、

自分の作ったお茶に偉い人に名前をつけてもらって

お嫁さんもらって地元に凱旋してくる。

「お迎えの人だ!」と思ったら

「馬、くれ!」って言って

持っていかれてしまった。

ここは仙台藩の小さな宿場町。

ここでは「伝馬役」という、物資の輸送を行う

役割が課せられていて、

通常「伝馬役」には藩から助成金が出るのだが、

ここは直轄じゃなかったので助成金が出ず、

ここの住人が負担しなくてはならず、

その費用がかさんで破産したり、夜逃げしたりするものが

後を絶たない、という状況だった。

造り酒屋の阿部サダヲ扮する十三郎は、

嘆願書みたいのを出そうとするんだけど、

「そんなことをしたら殺される!」と思った

菅原屋はそれを止める。

「これは、私が上様からもらったお茶の名前です」

みたいになんか見せる。

「おお、菅原屋。素晴らしいな。これからも精進しろよ」

みたいなことを言われて終わり、

「アンタ、死ぬ気ですか?!」と

菅原屋が十三郎に詰め寄る。

アニメ「平家物語」のしょっぱなでもあったけど、

逆らうと切られるんだよね。

恐ろしい世の中ですよ。。

 

この菅原屋さん。

浅野屋さんにお金借りてました。

返しにいくときに、

「もうちょっと、ねえ」って言ったら

「あなたの将来を見込んでお貸ししているのです。

あなたほどの人なら返せるでしょう?」

とか言われて、

ぐうの音も出ずに店を出る。

上手ですな、浅野屋さん。

ちなみに浅野屋さん。

最初に出てきたときは山崎努だったのですが、

代替わりしたらしくて、妻夫木聡になってました。

 

なんとかならんかね、と

竹内結子扮する「とき」の飲み屋で話し合う。

どうやら菅原屋は知恵者、とみんなに思われているらしい。

菅原屋は、

「今、藩は金がなくて困っている。

1000両貸したら、利息は毎年1割が相場だから、

毎年100両のお金が入ってくるわけで。

そしたら伝馬役の代金も賄えるよね」

という策を考える。

まあ、菅原屋は「ま、無理だよね」って思っていたのに

十三郎は菅原屋の知らんところで資金集めと同志に奔走していた。

 

しばらくして。

菅原屋の茶畑に十三郎がやってきて

「あの話。おじにしたら、いいねってなったんだ。

だから、やろう!」と言われて

(え?本気にしてたの?)って焦った菅原屋は

「じゃあ、肝煎(なんか偉い人)に言わないとねえ」

とか言って、(止めてもらおう)と思ったのに、

寺脇康文扮する肝煎が「いいね!」ってなっちゃって

(え?!)となった菅原屋は、

このあたり40くらいの村をおさめる

「大肝煎にも言わないとねえ!」って言って

止めてもらおうと思ったのに

千葉雄大扮する大肝煎に泣きながら

「何と素晴らしい考え。

こういうことは私が思い浮かばなければいけなかったのに」

とかいって支持されてしまって。

このときの瑛太の顔が最高にウケる(笑)

 

おおごとになってしまって

やらざるを得なくなりました。菅原屋も(笑)

「言い出しっぺなんだから、身銭を切りますよ!」

とか言って、よくできた奥さんにも尻叩かれて。

止めてくれるかと思ったのに(笑)

しょうがなく、家財道具からなにから全部うっぱらう羽目に(笑)

同志たちで、1人500貫文集めればなんとかなるんじゃないか。

ということで。

500貫文って、3000万。

いや、マジか。すげえな。

3000万っていうのは、確かに一家庭でも

なんとかならない額ではないけれど、

それで終わる、という額でもある。

 

で、みんなで節約してお金を貯めます。

それを他の住民が見て、ざわざわし始める。

「何やってんだ」と。

で、噂は広がるわけです。

その村に住んでいる金持ちたちが、

見栄とか、そういうので金を出したりしてくれる。

「いや、うちも出さないとまずいよね」

的な雰囲気に、百姓たちがしてしまうというか。

ここがまた面白かった(笑)

大きく3つに分かれているようで、

「うちのとこの○○さんは、いくら出すらしいですよ。

ねえ、さすがうちのとこは素晴らしいねえ!」みたいな。

そんなこと言われたら、ほかのとこも出さざるを得ないですよね。

小さな村なんだから。

ただ、それだと出してない人が責められるのもよくない。

そういうためにやっているわけではないので、

今回金を出したからといって偉そうにしないこと。

上座には座らず、つつましく生きろ、

という約束みたいのを交わす。

 

そしたらさ、浅野屋さんがむっちゃ金出してくんだよ。

「足りないなら出しますよ」

みたいな。

で、もともと浅野屋の長男で、養子に出された十三郎は

なんかすごく面白くない。

自分が言い出しっぺの一人なんだけど、

「降りる!」ってなっちゃって。

「兄である私より上に立ちたいのか!」って。

「なんで私が養子に出されたんだ。普通次男だろう?!」って

不満が爆発です。

ま、確かに。普通、次男ですよね。

「私は父上の話なんか聞いてなかった。遊びたかった。

弟はよく聞いていた。優秀だったからだ。

私だって浅野屋に負けないように頑張ってきた。

それなのに!!」

って。

で、浅野屋に行ったところ。

浅野屋は、実は悪徳な金貸し業ではなくて。

最初に夜逃げした人も、

てっきり痛い目にあわされたかと思ったら

「あんたはよく頑張った。」と言って

返さなくていいから、と金を握らされていたのだ。

その金を返そうとしにきていた元・夜逃げ人。

貧乏人には返済はせっつかずに

金持ちからのみ、高い利息を取っていた。

しかも、先代からずっと金をためていて、

伝馬役について、なんとか軽くしてもらえないか頼め、

って言っていたらしい。

周りから「ケチ」だのなんだの言われても気にせず、

人のためになることをしろ、と言われていたらしい。

「そんなの、聞いてない!」って十三郎は言うのだけど、

養子に行った十三郎は巻き込むな、という教えがあって。

それなのに、十三郎は自分の酒屋をつぶす勢いで

同じことをしている。

血は争えないねえ、って言うのだ。

 

それまでは

「お上に言うのにも、タイミングってもんがあるんだよ」

とかいって一度却下されたことで渋ってた大肝煎に

さっきの浅野屋の話を聞かせる。

大肝煎はいたく感動して、その上の人に

もう一回掛け合う。

「今日、今回この話が出てきたのではありません。

浅野屋の先代から、ずっと、ずーっと考えられてきたことなのです!」

みたいな。

「そ、そうなのか!」って言った堀部圭亮

人の心を動かすってすごいよね。

やってることは一緒なのに

「想い」を伝えるって大事だな、って思った。

でもさ、この先の代官が松田龍平なんだけど。

この人が「金なんか絶対借りない」という人でさ。

「貸す方になっても、絶対借りない。

借りて利息なんて払い始めたら終わりだ」

って考えの人で。終わった。。。って思ったよ、出てきたときは。

堀部圭亮とのやり取りが最高に面白いです(笑)

 

で、この代官。

何度も何度もしつこく言い寄られて、

「わかったよ。銭で受け取れるかい。千両でもってこい」っていうの。

「貫文」というのはどうやら銭の数え方らしい。

金でできた金である「両」でもってこいと。

それがさ、銭の通貨価値が下がっていて、

5000貫文=1000両だったんだけど、

今は1000両=5800貫文になっちゃったらしい!!

ドル円か?!

為替リスクがあるんか?!

堀部圭亮は気づかなくて

「承知!」って言っちゃったんだけど、

その辺わかってて吹っ掛けてきたっぽい。

500貫文=3000万円ということは、

800貫文=4800万円!!!!!

 

でも、この好機を逃したくない、

ちゃんと借りてくれるって言ったんでしょ、

用意さえすれば、借りてくれるはず、

ここで「そんなのないですよ」って抗議して

「じゃあ、なかったことに」とされるのが

一番嫌!!

というわけで、また奔走するわけ。

 

一応さ、浅野屋に行くんだけど。

また「出しますよ」って言うのね。

「いや、でもお宅は出しすぎだから」って

だったら来るなっての、って思いつつ。

そしたら、十三郎は大変なことに気が付く。

「歌が聞こえない」

造り酒屋では、酒を造るときに、どうやら歌を歌うらしい。

その歌が聞こえてこない。

浅野屋は、金を出しすぎて

造り酒屋を辞めてしまっていた。

「お米を買う金がありません」って。

つまり、浅野屋は店をつぶしてしまったのだ。

うぉい!!ってなる十三郎。

でも、「先代の悲願ですから。どうか受け取ってください」

と言われて、お金を受け取ることに。

しかも、妻夫木くんが、目が悪くて、

「養子先で迷惑をかけてしまうから、

私を手元に置いたのでしょう。

兄上にはご迷惑をおかけしてすみません」となって、

十三郎の積年の恨みも晴れやかに。

 

村民たちも、ちょっとずつだけどお金を出す。

「とき」の店でのツケとか。

あと、十三郎の息子が、奉公に出ることにしたらしく

(親に黙って)

10年分の賃金をそちらに充ててください、と。

あんなに十三郎に反発していたのにね。

反発してたんですよ。何やってんだよ、つぶす気かよ!って。

まあ、そうなるわな。

10年って、長いよ。。。すごいよ。。。

 

で、集めて、献上するわけだ。

ここまでしてしまえば、松田龍平もぐうの音も出ない。

むしろ感心する。

で、「お前ら、偉いな。褒美を授ける」

って感じで、呼びつけるわけ。

馬と籠を用意して、迎えに行くわけよ。

そしたら、浅野屋は来ないのよ。

「目が悪くて来られません。」

「籠も用意しただろうよ。」

「馬に乗ったら馬が可哀想だし、籠なんて人力だからもっての外。

という先代の教えがありまして。」

と、兄である十三郎がいうわけで。

「いつも籠に乗っているのは誰だと思ってんだ、コラ」

って言われるけど、

「ふーん、あっそお」って松田龍平はいなくなる。

息を詰めていたみんながほっとして崩れ落ち、

「アンタ、死ぬ気ですか?!」

って最初のセリフを菅原屋(瑛太)が言います。

ほんとだよ!死ぬ気かよ!!

 

で、地元に戻って、よかったよかった。

ところで浅野屋さん、ちょっとみんなでお金集めたから、

受け取ってくださいよ、つぶしたらなんも意味ないでしょ。

いやいや受け取るわけにはいきません。

そういうと思ったよ。ははははは

ってなっているところに、

なんか誰かやってくる。

これが、仙台藩の藩主なんだな!

「ええ?!なんで急に?!」ってなるわけ。

で、この藩主が、羽生結弦なんだな!!

フィギュアスケートの!!!

えー!?ってなった。

最初、

なんか若いイケメン出てきたな、すごい見たことある、

誰だ、この俳優誰だっけ、超有名人じゃん、絶対知ってる

ってなって、

羽生結弦選手じゃない?!」ってなったときの衝撃。

だって、普通だったもん。

普通に上手だったもん。

どこの俳優だろうかと思った。

表現力が世界一だからなのだろうか。

さすがである。

まだ先だろうけども、競技人生の後には、

俳優もお勧めしますよ、羽生さまさまなんでもおできになる。

 

で、その藩主が

「浅野屋が馬も乗らないというのでな、こちらに来られないというから

来たぞ。

馬も籠も使わずに来たわ。」

ってなって。

「今回は松田龍平が悪かったな。」

って。

「うちもお金がないから助かるよ。

そして君たちには感服したよ。

して浅野屋さんよ、店をつぶすのはよくない。

3つ、酒の命名するから、それで売れ」

っていって

『春風』『霜夜』『寒月』の3つの酒の名前を授けて

「じゃ」っつって出ていく。

この、「偉い人に名前をつけてもらった商品」というのは

この時代、すごかったみたいだね。

最初でも菅原屋さんが褒められてたし。

 

そんなこんなで、浅野屋は酒が売れて大儲け。

村の伝馬役の代金も、利息で賄えました。

しばらく続いたけれども、40年後で途中でいきなり反故にされて

でもそのときに助けたのは、あのとき金を出さなかった酒屋。

そこまで見据えていたのかねえ。素晴らしい。

全員貧乏になったら、無理だもんね。

体力を残しておくところは必要だったんだ。

で、幕末まで続いて、だいたい60年間続いたらしい。

利息金は6000両の利息が支払われたんだって!!!

利息ってヤバイ。。。

年1割の投資ってすごいな。。。

 

この後の、後日談みたいなところの、

瑛太が最高でした。

なんか、嫁さん怒らせて

「どうもすみませんでした!」って

叫んでいるシーンがあって(笑)

なんつーか、頭がよくて知恵者なのに、

奥さんには頭があがらないというか(笑)

で、この話は和尚さんが書き上げたらしんですけどね。

ってかおい、寺坊主。

テメエも金出したんだろうなあ?!

テラなんてすげえ金持ってるだろうよ?!コラ?!

って思いました。

出してたらごめんね☆てへ☆

出してなったら「ゴルァ!!」ってなるわ。

 

この映画はとてもうまくできていて、

「そして。1年後(○○年)」とか

「あと〇貫文(〇両)」とか出てきて、

コミカルになっていてよかったです。

 

あと、みんな上手。

ちょっと阿部サダヲがくさいですけども(笑)

ま、あべさださんなんで。

瑛太が最高です。

 

これはさ。

何よりもハイライトなのは、

「全く同じ事柄だったとしても、

『心』を動かせば、人は動く」

というところだよね。

結局は義理人情かよ、って思うところはもちろんある。

ちょっと思ったもん。

でも、結局、そこなんだよな。

キメツの炭治郎も言ってたけど

「人は心が原動力だから」って。

どんなに素晴らしいことを言っていても、

『心』に留めてもらえなければ伝わっていないのと同じ。

そして、ビジネスライクでいえば、

Win-Win」が必要で。

人間関係でいえば、

「あなたも大切よ」とちゃんと伝えること。

「私たちの利益だけを考えているのではありません。

この村を、こんなに愛しているからです。

あなたの統治している、この村を、こんなに愛しているから。」

 

これで思い出したのが、とあるツイート。

とても好かれるおばあちゃんに、

そのコツを聞いたところ、

「相手をただ愛するだけではだめ。

相手が愛されているとわかるように愛しなさい」

とのこと。

最高のことをおっしゃっている!!

 

つまり、相手の自己肯定感を上げてあげる必要がある。

みんな、肯定されたがっている。

「私は、あなたの味方です」

と、言う。

それが伝わるようにする。

そうすると相手の自己肯定感があがる。

そして、こちらに好感を持ってもらえる。

 

ちょっと、「やり方が汚いのでは」と思われるかもだけど、

いえ、あのおばあちゃんのおっしゃった通り。

 

「相手をただ愛するだけではだめ。

相手が愛されているとわかるように愛しなさい」

 

ただただ、つらいのです、と訴えてもだめなのだ。

あなたの土地に住んでいる私たちは、

ここを愛している。

長く住み続けたい。

だから、よりよくしたいのです。

あなたの土地が好きだから。

と、肯定することで、

「そうか。そこまで考えてくれるか」

と、向こうも気を良くするわけだ。

敵ではない。味方なのだ。

みんな、味方にするのだ。

その方法は。

 

「相手をただ愛するだけではだめ。

相手が愛されているとわかるように愛しなさい」

 

なわけだ。

 

今回は相手の自己肯定感をあげることで、

自分の意見を通す、ということを学びましたよ。

 

監督:中村義洋

 私、この監督さん、好き。

 伊坂幸太郎の話を映画化するならこの人がいい。

 最高にしてくれて、ありがとう。っていつも思うもん。

ナレーター:濱田岳

 やっぱりねー!!そうだと思ったよねー!!

 本人も出ればいいのに!!!

十三郎:阿部サダヲ

菅原屋:瑛太

浅野屋:妻夫木聡

とき:竹内結子

 本当に、亡くなったのが悲しい役者さんですね。

 美しい。そして、本当に素敵。

 ああ、なんで。いまだに思う。

大肝煎:千葉雄大

肝煎:寺脇康文

浅田屋(先代):山崎努

十三郎の叔父:きたろう

両替屋:西村雅彦

 いや、この人よかったよね(笑)

 この人の反応が、普通!!

仙台藩藩主:羽生結弦

ちょっと下の代官:堀部圭亮

だいぶ上の代官:松田龍平

 

自己肯定感を上げるなら、下記がオススメ。

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毎日「死にたい」と思っていた私が、

3か月に1回くらいになりました。

ついでに、ビジネスも学べます。

【映画】「ゼロ・グラビティ」の感想

一言感想。

「完全なる孤独」ってマジで恐怖。

 

昨日、夫が休みで。

何見ようかな~って言ってて、

私は在宅で仕事してるんで、

「あ、映画観るの?じゃあ別室行くよ」

って言ったら

ゼロ・グラビティだよ?なんの邪魔にもならないよ」

と言っていた。

失礼じゃね?(笑)

 

私、てっきりジョディ・フォスターだと思い込んでて、

宇宙服着てるから全然わからなくて、

「サンドラブロックじゃん!」

って途中からなった。

あと、途中から

「あ!この声、ジョージクルーニーじゃね?!」

ってなって、

結構、有名人つかってんだなあって。

って言っても、ほぼ二人、です。

というより、

ほぼサンドラブロックです。

サンドラブロック、上手なんだなあ。

「ザ・インターネット」でもほぼ一人だったもんね。

1人で魅せられるのって、あとジョージクルーニーしかしらん。

おお、この二人が共演しているということは

そりゃ、見られる映画になるわけですよ。

 

今回はね、あらすじはむっちゃ短いです。

最後まで行きますよ~

 

宇宙ステーションで3人で船外活動してる。

もう一人は、ほとんど出てこない。

で、唯一女性であるサンドラブロックが、

まあ、博士なんだよね。

作業をしているんだけど。

ちょっとピリピリしやすい人。

っていうか、こういう人、

宇宙飛行士からすぐ外されるのでは?

って思いましたよ。

宇宙兄弟」見てるとさあ。。。

宇宙兄弟」は、ちょっとしか読んでません。

選考のところくらい。

 

そしたらさ、ロシアが自分の衛星を爆撃したらしくて、

その破片が飛んでくるの。

最初は軌道が外れているということだったのに、

他の衛星にあたったりして軌道がかわっちゃって

すごい勢いで飛んでくる。

「早く船内に戻って、帰還しろ!」

って言われて。

ちょっともたついてたサンドラブロックのところに

ジョージクルーニーがやってくる。

この、相手をやさしくたしなめるというか、

その言い方が、最高です。

ジョージクルーニー、エロい。

もうその声が、そのしゃべり方が。

それまでくだらないことをただただしゃべっていたんだけど

それも、相手を和ませる術なのかな。

そのときは気づかなかったのに。

「ほら、ストーン博士、早く」って急かすでもなく

本当にやさしく、たしなめる。

いや、あれ、女性イチコロだわ。

私はコロッと行きましたよ。

「あ!ジョージクルーニーじゃん!!!

マジか!!!」って。

(ジョージクルーニーについて語る)

 

で、そうこうしているうちに、

衛星の破片が飛んできてしまう。

もう一人の宇宙飛行士に直撃してしまい

やられてしまったぽくて、

サンドラブロック扮するストーン博士は

宇宙空間に放り出されてしまう。

このときの絶望感がほんとうに半端ない。

マジで宇宙なんて行きたくないと思ったし、

死ぬときってこんな感じ?

ぐるぐる回転しちゃってるんだけど、

空気抵抗がないから止まらないし、

だんだんジョージクルーニー扮する

マット・コワルスキー中尉の声も聞こえなくなってくる。

自分が遠くに飛ばされていくことがわかって、

でもどうすることもできない。

絶対酸素がなくなるじゃん。

うわあ。。。って思った。

キッツ。あの状況。

もう、サンドラブロックがむっちゃパニックになるんだけど、

わかる。無理。

 

そしたらさー!

ジョージクルーニーが助けに来てくれるんだよー!!

なんか噴射するのを持ってたみたいでね?

抱きとめられたときに

「俺の顔がかっこよすぎて驚いたか?」

って、いや、そうですよね。

かっこよすぎて驚きますよね。

2人でロープみたいのをつないで、

少しずつソユーズに向かう。

その間に、遺体を回収に向かう。

「酸素があと10%だ」とかサンドラブロックは言う。

いやあ、パニックになりますよね。

「酸素を使いすぎだ。落ち着け。」

っつって、「会話」を始めるんだ。

そのときにさ、それまでは「ストーン博士」って呼んでたのに

「ライアン」ってファーストネームで呼ぶの。

いや、そこがすごくよかった。なんか。

よくわかってる。

相手の心をつかむというか、落ち着かせるというか。

「君と僕は絶対に離れない。絶対だ」とかいうし。

天才的に優しい役なんだよ。

あとね。

そんな状態になって、ストーン博士は

「シット!」とか「ふざけんな」とか

もう散々愚痴るわけですよ。

ま、そりゃそうだわな。

そしたらさ、ジョージクルーニー

「そうだよな」「その通りだ」って

全肯定してくれるんだよね。

そのうえで

「美しいだろ。この風景ともうすぐ終わりかと思うと

残念だ」

みたいなことを言うんだ。

あんな目に合っていても、

それでも好きなんだね。本当に。

なんというか、心から愛している感じがした。

この景色を。

 

でね。遺体を回収して、ちょっとずつソユーズに向かう。

「いいニュースがあるぞ。あと5分でソユーズだ。

悪いニュースもあるぞ。連続船外活動の最長記録には10分足りない」

でさ、本当はソユーズになんとかつかまりたかったのに、

うまくいかなくて。

マットはライアンを助けてくれるんだけど、

反動でライアンは飛んで行ってしまう。

なんとかライアンはマット中尉をつかむんだけど、

マットは気が付いている。

このままでは二人とも漂流する羽目になると。

「いいか。君は戻れ。絶対に地球に戻ると約束しろ。」

って言って、自分で切り離す。

「いやだ、いやだ」って言ってもね。

少しずつ、今度はマットの声が聞こえなくなっていく。

「これで船外活動記録を超えたな。

ガンジス川に太陽が反射している。

とても美しい」

といった声が聞こえてくるんだ。

自分が最後だというのに。

 

ライアンはまた90分単位で飛んでくる衛星をかわしながら

なんとかソユーズに戻る。

中はめちゃめちゃ。

通信はもう途切れているけれど、

一方的にしゃべる。

聞こえているかもしれないから。

で、ソユーズ内で火の手があがっちゃって、

そこから逃れたり、

ソユーズから小さい宇宙船を切り離したり、

もう大変だね。全部自分でやらないといけないから。

でさ、その切り離した宇宙船で、

中国の衛星に行きたいんだよ。

そしたらそれで地球に戻れるから。

でも燃料が切れていて。

ライアン、キレる。

通信をいろいろやってみたら、

言葉のわからない国のAMとつながって。

犬の声がしたり、赤ちゃんの声がしたり。

娘さんを亡くしているライアンは、

それを聞きながら、

「もういいや。死のう」って思うのね。

そしたら、幻覚が見える。

外からマットが入ってくる幻覚が。

「全部電気切ってるのか。暗いな。

ここは心地いいよな。

すべてが無で。

諦めるなよ。帰るんだ、地球に」

みたいなことを言われて、

目が覚める。

「よし、やれるだけやってみよう」って。

何か方法を思いついて、中国の衛星に向かう。

船外に出て、シャフトから中に入って。

よくわかんないけど、マットが残してくれた説明書を見ながら

「一緒だって言ってたし」

って言って、

「ど・れ・に・し・よ・う・か・な」

でボタンを押すんだよね。

漢字が読めないから!

(イニミニマニモでしたけども)

いやいや、もう、もう、しょうがないけども!!!

 

最後、大気圏に突入するときに

「ヒューストン!」

って一方的にしゃべって

「結末は2つしかない。

無事につくか、10分後に焼け死ぬか。

どちらにしても、

最高の旅だわ!!」

って言うの。

なんか、ここが泣けたよ。

「絶対帰るんだ!!」っていう、

やってやるんだ!っていうその気持ち。

それまで、誰かに頼ってた。

もういないマットに頼ってた。

でも、本当に自分がやるしかない。

やるぞ!っていう、その気持ちが。

泣けた。

で、無事、地球に帰りました。

もう、ピットの扉開けちゃうから!

水がむっちゃ入ってきちゃって。

水中で宇宙服を脱いで、水面に浮かびあがり、

陸にたどり着いて、土をつかむ。

いとおしそうに、地球を感じるというか。

で、立ち上がっておしまい。

 

内容はね。たいしてなくて。

サンドラブロックがむっちゃうまい、というのと、

ジョージクルーニーがまじ王子様っていうことでありました。

 

っていうか、むっちゃ体張ってんな。

どうやって撮ってるんだろう。

すごい、ちゃんと宇宙空間の中を泳ぎまくっております。

全部CGだったらびっくり。

あと、サンドラブロックが2回宇宙服を脱ぐ箇所があるんだけど、

そこがどちらもとても美しい。

え、いくつ?

47歳のときだって!!!(Wikiより)

ビックリ!!

あまりに美しいですけれども?!

 

この話を見てさ。

「本当に一人になる」

って、マジで怖いと思った。

宇宙空間に放り出されて、

何もない。

本当に「一人っきり」

これ、マジで怖かった。

地球に住んでいる限り、

「完全に一人」になることはほぼない。

というか、ない。

人間とは隔離されたとしても、

他の生物がいるから。

完全なる孤独。

これは、本当に怖かった。

確かに、たくさん人がいるからの孤独とか、

そういうのもある。

でも、こんな「完全な一人」というのを

初めて見た。

これは、本当に怖かった。

誰かとつながること。

それだけで、人は心が安らぐんだ。

そして、自分の心が安らげる人と

一緒にいるべきだ。

大丈夫。

好きでない人を排除したところで、

地球にいる限り、

「絶対的な孤独」になることは

絶対にないから。

と思いました。まる。

 

自己肯定感を上げるなら、下記がオススメ。

https://jisedai.co/lp/CGswO

毎日「死にたい」と思っていた私が、

3か月に1回くらいになりました。

【映画】「パラサイト 半地下の家族」の感想

とても、「韓国映画」でした。

この感じ。

 

アカデミー賞を初めてアジア映画が取ったというので

気にはなっていた。

ただ、韓国映画、というのは、

あまり後味が良くないものが多い気がしていて

ん-、大丈夫かな、と思っていた。

いや、韓国映画にとどまらないんだけどね。

アジアの映画は、あまり後味がよくない気がする。

オーシャンズ11みたいな「スカッ!!」とするような

映画が少ない気がする、というか。

そういう意味では、「本能寺ホテル」はよかったですな。

スカッとしましたわ。ちょっと切ないけど。気持ちいい映画。

このひとつ前の記事の。

これです→【映画】「本能寺ホテル」の感想 - 自己肯定感について。アニメとか本とか映画とかからの学び・感想。 (hatenablog.jp)

いま見ているドラマの「元彼の遺言状」も鈴木雅之監督みたいだし、

私、鈴木雅之監督、好きなのかもしれない。

追ってみようかな。

 

それは置いておいて。

「パラサイト」ですよ。

いつも通り、あらすじいきます。(ネタバレありです)

 

「半地下」という住処が存在するところ。

これは韓国では結構あるのでしょうか?

日本ではあまりみたことないなあ。

「半地下」は本当に「半地下」で、

半分、地下に埋まっている。

最近、「半地下」を持っている家も日本には結構あって、

別にそんなに違和感はないような気がするけれども、

通常、半地下は「うちには、二階と地下があります」という

一つの家のものだと思うのだが、

こちらは、半地下と上は別の家。

上は別の家族が住んでいるようです。

上の家族との話かと思ったら、

上の家族、一切出てこなかった。

どういう関係性なんだろう?

 

半地下に住む4人家族。

両親と子供二人。

子どもはもう二人とも大きくて、

2人とも高校卒業している。

本来は、お兄ちゃんのギウは大学に、

妹のギジョンも芸術系の学校に行きたいのだが、

お金がなくていけない。

4人でピザの箱を組み立てる仕事をしている。

Wi-Fiは上の住人のものを勝手に使ってて、

「パスワードを変えられてしまった~」となり、

なぜか上の方にあるトイレで

「ここならネットにつながる!」とやっていました。

いま、本当にネットがないと終わるよね。

そんな時代なあ、と思った。

電話がないとだめだった時代から、

ネットがないとだめな時代に。

なんというか、便利だけど、

必要最低限で暮らす、の

「必要最低限」の値段が上がってきている気がする。

 

あるとき、ギウの金持ちの友人のミニョクが遊びにやってくる。

なんか、石持ってきたよ。

おじいちゃんがコレクターなんだって。

「食べ物がよかった」っていうお母さんの気持ち

とてもわかりました。

石、いらない。

ギウとミニョクは外で飲むことにする。

ミニョクは、英語の家庭教師をやっているのだが、

急に留学をすることになって、

代わりに家庭教師をしてくれる人を探している。

「お前やってくれよ」と依頼する。

ギウは「なんで俺?大学の友達がいるだろ?」っていうと

どうやらミニョクは家庭教師先の子が好きらしく、

その子が大学に入ったら(自分が留学から買ってきたら。1年半後)

正式に付き合うつもりらしい。

「だって、大学のやつらじゃあ。なあ。

でもお前なら信頼できる。わかるだろ?」

ということになるわけだ。

「お前は4回も大学に落ちていて、今も勉強中だ。

ということは、誰よりも英語を教えられるじゃないか。」

お、マウントだな、いきなりよ。

ま、そこはいいんだけど。

「身分はごまかそう。大学生ということにしよう。」

ということで、ギジョンに偽装の学生証?とかを作ってもらう。

「偽装学科があったら主席だな!」とかいう親父のギテク。

「俺は悪いことをしているとは思いません。

来年この大学に入ります。先に学生証をもらっただけです」

とか言いながらギウはその家庭教師先に向かう。

ギウだけ、お父さんのギテクに敬語なんだよな。

なんでだろう。

血がつながってないのかと思ったけど、そうではなさそうだった。

そういうしきたりなんですかね?韓国は。

あ、ちなみに吹き替え版で観てます。

 

その家庭教師先は無茶無茶金持ち。

その人たちが入ってくる前の家族の時からいた

お手伝いさんもいる。

最初の英語の授業で奥さんに気に入られたギウ。

この奥さんは純粋で、すぐ人を信じる。

今回も、「俺の紹介だといえば大丈夫だよ」とか

ミニョクがいってて、本当にそうだった。

「ミニョク先生のご紹介ですもの。問題ないですよね」みたいな。

で、家庭教師先の女の子のダヘには弟のダソンがいるんだけど、

インディアンの恰好したり、変わった絵を描いたりする。

ギウはそれに目をつける。

「美術の先生をつけても、1か月ももたないんですよ」ということらしい。

「私のいとこと同じ学校の子で、ボストン?の大学に行っていた

美大生がいます。紹介しましょうか。

ああ、忙しい人だから、わからないけれど、連絡してみます」

とかいう。

ここ、ミソだよね~

「忙しいから会えないかもよ」とかって。

ここ、大事。頭いい。

私だったら

「いつでもどうぞ!」とか言っちゃうよ。

気をつけねば。

 

で、ギジョンを連れてくる。

「いとこと同じ学校の美大生」とか言って。

(詳細間違ってたらすみません)

ギジョンは、ちょっと美術カウンセリングみたいのを

ネットで検索してきてて、

「右下の文様が、いつも同じ。

一年くらい前に何かありましたか?」

みたいなことを言って、実際に何かあったらしく、

奥様が泣き出しちゃって、

「ええ、わかるんですか。まだ言えないですけど。

なんとかしてあげて、あの子を」

みたいに信用を得て、プラス料金まで頂戴することに。

うまいことやるね。

しかも、ギウ、ダヘとつきあってたぞ。

おいおい、ミニョク。どんまい。

 

で。

ギジョンが車で送ってもらうときに、

パンティーを車に置いてきて、

運転手を辞めさせる。

で、うまいこと言いくるめて、今度は

自分の父親を雇わせる。

おおおお、パラサイト!!!

パラサイトは、ここにかかっているのか!!!

てっきり、半地下の上の人のWi-Fiを借りていることかと

思っていたぜ!!!

そんな安っぽいことではなかったんだな!!!

ってゾワゾワした。

 

で、最後はお母さんのチュンスク。

この家の人たちより長くいるというお手伝いさんが

桃アレルギーと知って、

しかも、あの皮についている毛だけでも

アレルギー症状がすごく出てしまう、ということを知り、

みんなで手分けしてアレルギー反応を起こさせる。

ポケットに削り取った桃の毛を忍ばせて、

お互いにやり取りして

見計らって。

怖。

で、桃がないところでアレルギー反応なので

「あれは、結核です」とか言って。

「病院で電話しているのを聞いてしまいました」とか言って。

「小さいお子さんがいるのに、結核の人が作った料理を食べさせるのは

ちょっとどうかと思いますね」とか。

咳き込んで出たタンのついたティッシュを捨てたところを

見計らってケチャップをつけて、

奥様にそっと見せる。

まるで喀血したみたいに見える。

奥様絶望、うまい理由をつけてやめさせる。

そして、チュンスク、その職に就く。

これもさ、

「会員制の手伝いサービス」とかいって。

ちゃんと名刺も作って、自分ちに電話かけさせて、

書類も提出させるところとか、

本当に頭いい!!

こんだけ頭良かったら、ほかに仕事できるんじゃないですか?!

 

いやあ、パラサイト。怖いわ。

 

ただ、ダソンが。

先生であるギジョンとお手伝いであるチャンスクの近くに行って

「くんくん。同じ臭いがする」

っていう。

家に帰ってから「半地下の臭いだよ。どうすることもできない」

「他のとこで暮らす?」

「洗濯、バラバラにする?」

「やだよ、そんなの」

とかなって、結局どうしようもなかったのかな?

仕事もらってたピザ屋でご飯食べるところとか、

なんというか、

あんなにぺこぺこしてたのに、

ずいぶんとマウント取りたいんですね、

そういう人たちなんですね、というのが

ここでよくわかります。

 

ある日。

ダソンの誕生日の日に、金持ち家族がキャンプに出掛けることになった。

犬がいるので、お手伝いさんであるチャンスクに

留守をお願いすることになる。

で、半地下家族は勝手にこの家でやりたい放題。

食べる・寝る・飲む・遊ぶ・風呂入る。

もう、なんか、ここが見ていられなくて。

何かが絶対起こるじゃない?!

突然帰ってくるとか。

ああ、怖い。

と思っていて、一度耐えられなくて消してしまったのだけど。

あらすじを読んだら、前のお手伝いさんのムングァンがやってくる

というのがあって、

「ん?それなら見られそう」と思って

見始めました。

なんであんなに嫌だったんだろう、私。

悪事がばれるのが嫌だったのかな。

私の心のなんの部分に刺さるんだろう。

 

天気が急変して、土砂降りの中。

ムングァンは、ダヘとスマホでやり取りしてて

ダヘから、今日は家族でいない、

お手伝いさんしかいない、ということを聞いて、

やってくるのだ。

そして。

「この半地下家族と私は同じ系列だ」と気が付いているムングァン。

金持ちの家の地下に、夫を住まわせていました。

この家が前の持ち主の時からお手伝いさんだったこの人。

次の持ち主、つまり今の持ち主になるその間に、

借金取りに追われていた夫を地下に住まわせ、

今の持ち主には地下があることを言わなかった。

地下はシェルターみたいになっていて、

脱税から逃れるため、だったかな?の隠れ家として

こういうところをよく作るらしい。

「欠点はよく食べることくらいかな。いつも2人前食べるんだ」と

家の旦那さんに言わしめていたムングァン。

2人前食べていたのではなく、夫に与えていたのだ。

ここもパラサイト。

ずっとパラサイトしてたんだね。

よくできてる。

今回は何日も食べていない夫を心配して、

家の人たちが留守になるのを狙ってやってきた。

で、今のお手伝いさんであるチュンスクに頼む。

「2日に1回でいいから、何か食べるものをあげてくれ」と。

でもチュンスクは

「ふざけんじゃないよ。警察に言う」

って言って、携帯を取り出す。

ここだよね。ここ。

ここでさ、「いいよ、わかったよ。同類だもんね」

って言えばよかったんだよ。

そうなるのかな、って思った。

一緒に暮らすから、その代わり、こっちのことは黙ってて、みたいな。

そうやって、一緒に搾取していけばよかったじゃないの。

それなのに、なんつーか、いじわるなんだよな、この家族。

「私らだけがいい思いをすればいいんだ」みたいな。

あんたが怒ることじゃないでしょ?

だって、ほら。

案の定、地下を覗きにきていたあとの3人がばれて

「あんたたちの方がひどいじゃないのよ!

ここの主人にばらしてやる!!」

ってなって、取っ組み合いになるんですよ。

前のムングァン夫婦と、今回の家族と。

でさ、家の中がめちゃめちゃになるわけ。

そしたら、電話が鳴るの。

「ジャージャーラーメン作っておいてくれる?

インスタントのがあるから。

今からお湯を沸かしてもらえば着くころにはできてると思うわ。

雨がすごくてキャンプは中止」

って。家主から。

「ってことは、もうお近くに・・・?」

「ええ。あと8分くらいで着くと思うわ」

ギャー!!ですよ。

恐れていたことが起こりましたよ。

なんとか出てこようとするムングァン夫婦を

殴り蹴りとばして地下に押し込める。

そのときに、奥さんの方が階段を転げ落ちて

動かなくなるんだよね。

「あれ、まずいな」

ってお父さんのギテクとお兄ちゃんのギウは思うけど、

とりあえずそれどころじゃなくて、

テーブルの上とかお風呂とか

床とかもう、

さっき地下から出てきちゃったから、その辺も散らかってて、

とにかくすべてゴミ袋へ。

そうそう、金持ちの家はモノが少なくて、

貧乏人の家はモノを溢れ返させてるから、

それを意識して画を作る、というのを

何かで聞いたことがあるけれども、

本当にそうだね。

こちらの金持ちの家は何にもなかったから、

掃除が簡単そうでした。

すべてのモノを捨てればいいんだもん。

 

そういえば、ムングァンの旦那さんは、

「家主さん、いつもご飯をありがとう!

ばんざーい!」とか言って、

頭をゴンゴン打ち付けていました。

そこにはスイッチがあって、階段の電気と連動している。

「なんか、ここ、たまにチカチカするわよね」

程度の認識しかされていなかった。

 

で、帰ってきちゃう。

ギウは家庭教師先のダヘの部屋のベッドの下に隠れる。

だって、日記読んでたんだもん。ゲス。

ギジョンとお父さんギテクは地下に隠れてたんだったかな?

まだ取っ組み合ってたかな?地下で。

チュンスクは奥さんにジャージャーラーメンを作って出す。

そのときに、奥さんはチュンスクに

「去年のダソンの誕生日に、夜中に起きてケーキを食べていたらしく

そしたら幽霊がきたっていうんです。そして気を失ったの。

だから、絵画セラピーをやってもらってるの。

それから、ダソンの誕生日は、家ではなく外でやることにしています」

って言ってた。

ああ、これは、ムングァンの旦那ですね。。。とわかるわけですね。

で、家主の情事の声とか聞いちゃってさ、

そこで、「運転手さん、なんか臭うんだよね。

なんだろう、○○の臭い。距離感とかとてもいいのだけれど、

シートにも臭いがこびりつくから、それだけ勘弁してほしい」

○○、忘れましたけども。ああ、臭いね。なんというか、うん。。。

で、家族たちはなんとか家を出るんですけども。

「どうすんのよ?!これから!!」って

土砂降りの中、ギジョンが叫ぶ。

 

でさ。半地下の家に帰るんですよ。

そしたら、もう、そこはとんでもないことに。

雨がすごすぎて下水があふれちゃったのよ。

トイレからも水があふれかえってて。

窓もあけてきちゃったみたいで、

半地下の家が窓からの水で水浸し。

その辺の人たちはみんなで体育館みたいなところに

避難する。

その避難先に、電話がかかってくる。

「今日、ダソンの誕生日パーティをするの。

ぜひ来てくださらない?」って。

それぞれに、4人に。

お父さんギテクとお母さんチュンスクは運転手とお手伝いさんの

普通に仕事として。

ギウとギジョンは先生として。

もう、正直それどころではないのだが、行くしかない。

で、ギテクは買い物に付き合う。

なんか臭うらしくて、奥様が車の窓をあける。

チュンスクは庭の準備をする。

ギウとギジョンは家庭教師先の子どもたちと

通常通り会うのだが、

ギウは「俺はここにふさわしい・・・?」と

ダヘに疑問を投げかけて、そのまま地下に向かう。

そしたらさ、ムングァン夫妻が地下にいたのだけれども、

実は奥さんのムングァンは、脳震盪?かなんかでそのまま倒れちゃって

多分死んじゃったのかな。

それで、夫がキレる。

だいぶ前にスイッチで「SOS」を出していたけれども、

ダソンしか気づかなくて、しかも別にダソンも誰にも言わないし。

ギウがあのもらった石をもって様子を見にやってきたところ、

襲われて、逆にあの石で殴られる。

倒れたギウの頭にに石を落としてて、

「終わったな、死んだな」って思った。

ムングァンの夫はそのまま上に上がり、

キッチンにあったナイフを持って庭のパーティ会場へ。

で、ケーキを持っていたギジョンにナイフを突き刺す。

それを見たダソンが気を失う。

そこに驚かそうと家主とともに隠れるよう指示されていた

お父さんギテクが飛び出してきて、

ムングァンの夫からナイフを奪って刺したような気がする。

お母さんチュンスクもギジョンにかけよる。

地下で頭を殴られたギウも目を覚ましたらしくて、

頭から血を流したまま、庭にやってくる。

でさ、ここで、金持ちの家族たちは。

白目をむいたダソンのことしか考えておらず、

「運転手!早く!ダソンを病院に!」

っていうわけ。

「車を出せ!」って。

でも、ギテクも血を流しているから

「車のキーを貸せ!」

っていうの。

で、そのキーがムングァンの夫(多分死んでる)の

下に落ちてしまって(鍵の上に倒れこんじゃったのかな?)

血まみれのムングァンの夫をどけるんだけど、

自分の鼻をつまんで、汚いものを触るかのように

どけるのね。

それを見たお父さんギテクが、

家主の夫の方を刺し殺しちゃうんだよね。

なんていうんだろ、すべてを台無しにした

ムングァンの夫への恨みよりも、

家主への殺意の方が、すごく強いように見えた。

 

そして、ギウは病院で目覚め。

ギジョンは亡くなってしまっており。

お父さんギテクは見つからず、お母さんチュンスクと二人で暮らす。

どうやら、ギテクはあの地下に隠れているらしい。

ギウは、金持ちになって、あの家を買い取るから、

そしたら出てきてね、お父さん、と手紙を出す。

 

おしまい。

 

いやあ、いやーな話でしたよ。やっぱり。

なんか、終始「臭い」が気になってしまって、

「私、臭くないかな」ってすごく気になった。

 

パラサイトがトリプルミーニングくらいになってて

そこは見事でした。

あと、やっぱり、人の尊厳を傷つけるのはよくない。

明らかに血を流している人がいるのに、

その人に対して汚いもの、触りたくないもの、

そういった扱いを、自分たちと同じような立場の人が

受けたことで、お父さんはキレました。

その気持ち、わかる。

ふざけんなよ、同じ人間なのに。

という気持ち。

すべてをぶっ壊した人に、よりも、

与えてくれていた人たちの方に殺意がわいたのは

私にはわかりました。

 

一番、やってはいけないこと。

それは、人の尊厳を傷つけること。

それが一番相手を怒らせるし、

傷つけるし、いつまでも恨まれる。

それは、自分もそうで。

よく、

「やったほうは覚えてないけれど

やられたほうは覚えている」

という言葉があるけれど、

これは

「相手の尊厳を傷つけた時に起こること」

ではないか、と思っている。

自分で勝手にランキングみたいなものをつけていて

相手を下に見ているとき、

自然に出てしまう態度や言動、

そういったものが

「やったほうは覚えてないけれど

やられたほうは覚えている」

につながるんじゃないかな。

 

これは人間関係で、気を付けようと思いました。

やりがちなので。。。すみません!!

 

あと、自分への尊厳

「プライド」ではなくて、「自己愛」とかではなくて、

「自己肯定感」になるのかな、やっぱり。

これを上げておけば、相手がどうでも全然平気。

比べないから。

うらやましい、ということも少ないし、

馬鹿にされた、ということも少ないし、

マウントを取ることも少ないと思う。

ということがあると思うので、

自己肯定感を上げるって、大事だな、

自分で自分を大事にするって大事だな、

って思いました。

あと、自分で自分を大事にするということは、

相手も「自分が一番大事なんだ」ということを

しっかりと頭に入れて、生活しようと思いました。

 

あと、韓国の皆さんの名前が難しかったです。

 

 

自己肯定感を上げるなら、下記がオススメ。

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毎日「死にたい」と思っていた私が、

3か月に1回くらいになりました。