自己肯定感について。アニメとか本とか映画とかからの学び・感想。

どんなことも、自己肯定感につながると思うのだ。なので、学んだことを記していきます(無理やりのときもあります)

【映画】「本能寺ホテル」の感想

感想は、一言でいえば、おもしろかった。

観てよかったです。

 

いま、子どもが「本能寺の変」にはまっている。

 

さかのぼれば、キメツからなのだが。

 

キメツにはまる

アニメも漫画も終わったので、もてあます

YouTubeでキメツを探して見始める

エロいのとかもあるので、親である私が検索する

YouTubeキッズも使ってます)

エグスプロージョンの「本能寺の変」のキメツ版を発見

懐かしくなってエグスプロージョンを検索

「私の時代にむっちゃはやったんだよ!」と語る

みんなで踊る

歌詞?とかも覚える

本能寺の変がどういうことか、よく知る

 

という経緯です。

本能寺の変に関するマンガも買ってみたので、

はまってくれました。

(「何度ときを繰り返しても本能寺が燃えるんじゃが?!」というマンガ)

 

ま、私は歴史、あんまり興味ないのでよくしらんのですけどね。

でも、そんな私でも、本能寺の変は知っている。

さいころ大河ドラマで母が見てたのを一緒に見てた。

マイケル富岡が「信長を探せー!信長を探せ―!」

と叫んでいたのが印象的でした。

1992年でした。そっかー。

 

まあ、それはいいとして。

本能寺ホテル」について。

 

正直観る前は、

よくある話でしょー?って思った。

綾瀬はるかが戦国時代にタイムスリップ?!だもん。

よくありすぎるでしょ。

申し訳ないけど、こどもが本能寺にはまってなかったら

きっと観てなかったと思う。

 

確かに、よくある話だった。

でも、見てよかったわ。面白かった。

痛快だったし、ギャグだったし、

そして、泣かせらせてしまったのだ、クソウ!!

 

あらすじ。最後まで書いてます。長いです。ネタバレありです。

 

勤めていた会社が倒産したことをつきあって半年の彼氏に伝えたら

「じゃあ、結婚するか」と言われて、

彼氏の実家がある京都に単身やってきた繭子。

どうやら、ご両親の金婚式?に御呼ばれした様子。

配られる、なんというか、チラシ?を断れず、目の前では捨てられず、

カバンにしまうやさしさを持つ女性。

予約したはずのホテルは「来月ですよ」と言われ、

途方に暮れていたところ、

本能寺ホテル」というホテルを見つける。

そこでチェックインをする。

ロビーにあった「信長が持っていたかもしれないオルゴール」の

ねじを回してみるが、従業員に

「それ壊れてて鳴らないんです」と言われる。

ホテルまでの途中で買った

「信長も食べたかもしれない」という

室町時代?から製法が変わっていないという

金平糖を食べながら、エレベーターに乗ったところ、

扉がしまったところでロビーのオルゴールが鳴り始めて

従業員は不思議に思う。

エレベーターの扉が開くと、そこはなんか、縁側と庭。

「すごーい!どういう仕組み?凝ってますね?!」と

そこにいた人に言うのだが。実はその人、森蘭丸

「緊張して胃が痛い」という蘭丸に、現代の胃薬をあげたら

「効く!」ということで喜ばれました。

で。

これから茶会だから、静かにしてろ、と言われるのだが、

献上品のお披露目のときに、あるものになって、

「命より大事なものなので、あげられません」と、

千利休?っぽい人が言ったところで、

「俺に逆らうのか」的な信長がそいつを切ろうとしたところで

繭子は飛び出してしまって

「そんなことしちゃいけないですよ!」とかいう。

で、刀を持った信長の逆鱗に触れて、追いかけられる。

隅の部屋に立てこもったところで、なぜか現代に戻る。

チラシを置いて。

現代に戻った繭子は、従業員に「信長に会った」というのだが

一緒にエレベータに乗ると、別に普通にホテル。

靴を置いてきたことを思い出して、靴を購入。

現代では彼氏と昼ご飯を食べていて(料亭みたいなとこ)

おやっさんみたいな人が出てきて。

その人は実は彼氏のお父さんでした。なにー!

ホテルに戻って、またエレベータに乗って、

また信長の時代に戻って信長の前に連れてこられる。

このときに、森蘭丸に対して、

「秀吉?」「ちがう!」「家康?」「ちがう!!」

「もしかして、森蘭丸?」「そう!」

のやり取りが面白かったです。

あと、「太平の世がそろそろ実現するのだ。素晴らしいだろ。」

「なんだ、なんでも言え」と信長に言われて

「ここの人たちは笑顔じゃないですね。

蘭丸さんだって信長さんのこと、

冷酷非道で鬼みたいだって言ってたじゃないですか」

っていったときの、蘭丸が。

「絶対言ってない!!!」

って絶叫してて可哀想だった(笑)

濱田岳綾瀬はるかの掛け合いが(笑)

で、そのあとどこかに連れていかれるのだが。

そこでやっと、今は天正2年6月1日で、場所が本能寺であることを知る。

「やばい!今夜、本能寺の変が起こる!」と思った繭子は

蘭丸の話をしようとダッシュする。

そしたらまた現代に戻る。

エレベータから走り出てくるところがウケる(笑)

現代では、彼氏の友人を二人紹介してもらうのだが、

友人の女性の方は、もっと繭子の意見を尊重しろ、という。

確かに、むっちゃグイグイ彼氏だな。

で、また本能寺に戻るのだが。

そしたら信長に直接会う。で、「ついてこい」と言われて

着物を買ってもらい、町を案内してもらう。

「見ろ、みんな幸せそうだろ。もうすぐ終わる」

というのだ。そう、太平を作りたいのだ。信長は(このお話ではね)

「ぶりぶりぎっちょう」?とかいう遊びを見たりして。

で、ゆっくり話をする。

そのときにね。あぶり餅を食べるんです。

私、これ、知らなかったんだけど、作り方が戦国時代?から

変わってないんだって。

で、話しながらそれを食べるの。繭子が。そのときに信長が

「どうだ?うまいか」と聞く。

「はい、全然変わってないです」って繭子がいう。

で、信長が「そうか、変わっていないかー」と感慨深そうに言うのが

ちょっと引っかかった。私も。

これ、伏線だったんだ。

「誰が決めたのだ。できないと誰が決めたのだ。

絶対にできないと誰が決めたのだ。できないんじゃない。

誰もしようとしなかっただけだ。

お前は何がしたい」

「私には信長さんのような大きな夢はありません」

「大きいとか小さいとか、関係あんのか。

自分のやりたいことに大きいも小さいもない。

やりたいかやりたくないか、やるかやらぬか、

それだけではないのか」

ここが私のハイライト。

で、家臣たちが楽しくなさそう、ということで、

ぶりぶりぎっちょうを一緒にやって笑うんだよね。

しかし、さすが殿。うまい。そうなんだよね。

こういうことができるんだよね。信長はさ。

で。

「未来が変わってしまう」と言われたけれども、

信長に「本能寺にいるな、逃げろ」と進言する。

未来から来たことも信長にバレていた。

いやあ、信長が新しもの好きでよかったよね。

で、進言している途中でまた現代に戻る。

どうやら、フロントの「チン」て鳴らす奴がなると戻るらしい。

で、ご両親の金婚式に出席するのに着替えるのだが、

その前にお父さんと少し話しました。

「やりたいことがない」とお父さんに話す。

人より優れているところがない、

夢中になれることもやりたいこともない、

こんなんじゃダメですよね、といったら。

お父さんが「見つかりますよ、きっと。

もしかしたら明日にでもやりたいことと出会うかもしれない。

諦めるのはまだ早い」って。

金婚式が始まりました。

お母さんは実は亡くなっていました。

お父さんは街の大衆食堂から始めて料亭になったのだが、

「楽しかったのはいつかと思ったら、

学生さんたちが「おいしい!」と喜んで元気に頑張っている

それを見ているときでした。

そういうことで、店を閉めます。

そして、もう一度大衆食堂を開きたいと思っております。

この年になって大衆食堂もないと思われるかもしれません。

けど、私はおそうない、できると思っています」

って、かっこいいー!!!

バーで飲んでいるときに、信長のところにどうしてもいかなきゃ、と思って

からくりに気が付いて、(金平糖を食べるということ)

食べながらエレベーターに乗る。

そしたら、本能寺は火の海で。

蘭丸に助けてもらって、信長のところに行ったら

真っ白な死装束を着てるんだよね。

で、繭子が来る前に、

「本能寺で俺は死ぬから、あとは秀吉、頼んだぞ」

という手紙を、すでに出していた。

だから、秀吉が明智光秀を討つのが早かったのではないか、

という歴史ミステリーに対する答えを出したようだ。この映画では。

でね、そこに繭子が来るわけ。

「なんで逃げなかったの?」って聞いたら

「太平は誰がやってもいいんだ」って言って、

繭子が落としたチラシを見せる。

これは?

「写真といいます」といったら

「これは、いい写真だな」っていうんだよ。

ここが、泣けるー!!!

「自分がやらなくても、未来はこんなに明るくて、

みんな笑っていて、太平がやってきている。

だから、歴史通り、自分はここで死んでいいんだ」

ということなんだと思う。

いやあ、先を見据えまくった、

ただただ「太平」を願った信長の

あっけない、そして、覚悟の決まった最期でした。

現代に運よく戻れた繭子に、

彼氏は「引っ張りまわしすぎたな」と思ったようで。

「ほかに好きな奴がいるんだろ」って言われて

「そう」って言っちゃうんだよね?!

いや、繭子さん。

さすがに、信長みたいな男気がある人は、

いないですよ。。。特に現代では。。。

で、歴史の教員をやろうかな、って思った繭子さんでした。

振り回しまくったホテルの従業員さんに金平糖をあげたら、

食べながら乗ってしまって、扉が開いたら・・・

で、おしまい。

 

いやあ、ハイライトはここですよね。

 

「誰が決めたのだ。できないと誰が決めたのだ。

絶対にできないと誰が決めたのだ。できないんじゃない。

誰もしようとしなかっただけだ。」

「お前は何がしたい」

「私には信長さんのような大きな夢はありません」

「大きいとか小さいとか、関係あんのか。

自分のやりたいことに大きいも小さいもない。

やりたいかやりたくないか、やるかやらぬか、

それだけではないのか」

 

「(やりたいこと)見つかりますよ、きっと。

もしかしたら明日にでもやりたいことと出会うかもしれない。

諦めるのはまだ早い」

「楽しかったときはこういうときでした。

この年になって今更と思われるかもしれません。

けど、私はおそうない、できると思っています」

 

このお父さんは、信長の生まれ変わりでは?!

かっこよすぎでしょ!!!

 

自分のやりたいことに大きいも小さいもない。

やりたいかやりたくないか。

やるかやらないか。

遅くない、できると思っている。

 

やりたいことを見つけるって難しいと思ってた。

でも、確かに、小さいも大きいもない。

とりあえず、いま、やりたいことを、

やってみちゃえばいいじゃない?と思った。

夢を夢で終わらせずに、

夢があるから幸せだというのもあるけれども、

でも、次のやりたいことは、また絶対見つかるんだ。

進む限り。

いや、止まっていたとしても。

もし、やりたいことをやってしまって

次が見つかるまでの空白がつらい場合は、

私もそうなので、語りましょ!ぜひ。

推しのアニメやドラマが終わったりすると、

しばらく「無」になりますもん。

「ロス」ってやつですよね。

 

どんなに小さいことでも、

自分の「やりたいこと」から目をそらさずに

一つずつ、やってみよう。

そしたら、いつの間にか、

階段を上っている。

 

成功者の階段って、とても細かいんですって。

坂を一気に駆け上ったり、

高い段差を一気に踏みあがったりしていると思ってたけれど

本当は、とても細かい階段を上っているそうですよ。

ただ、上るのをやめないだけなのかもしれないです。

ときには座ってもいい。

下ってもいい。

他の階段を上ってもいい。

いろいろ試してみて、

「ああ、いろいろ上ったな」って軌跡が見えたら

それは「自信」につながると思う。

どんなことでもいいから

「やりたいこと」からやってみよう、と思いました。まる。

 

ところで。(きれいに終わらせたけど、まだ続けるぜ)

今回の映画は、信長に対する「愛」が見えますな。

信長、みんな好きだよね。私も好き。

ちょっと変なところとかもさ!!

今回はすごく「いい人」というか、

先を見据えすぎて他の人にはあまりわかってもらえなかったのかもしれないけど、

とても「いい男」に描かれていました。

「何度ときを繰り返しても本能寺が燃えるんじゃが?!」というマンガも

ここからきているのかな、と思いました。

もし、本能寺で自分が死ぬと知ったら、

全国統一目前で死ぬと知ったら、

信長はどうしただろうか、というところから。

信長は頭がよかったらしいから(ちょっと変というくらいに)

きっと、何か、考えたんじゃないかな、ということだと思う。

こちらのマンガも、信長に対する「愛」があふれていますので

ぜひ。

ただ、このマンガを読んだ子供は

「ねえ、信長って、馬鹿なの?」

っていうくらい、アホには描かれています(笑)

今のとこね。

いや、愛のある、ね。

信長なら許してくれそうな(笑)

家康だったらなんとなく呪われそうじゃない?(笑)

信長って、切られる可能性もあるかもだけど、

笑い飛ばしてもくれそうだよね。

 

監督:鈴木雅之

倉本繭子:綾瀬はるか

織田信長堤真一

↑この3人は、「プリンセス・トヨトミ」のタッグだそうです!

 思ったよ、この二人ってときに!!

 私、原作派だったから、綾瀬はるか

 「女性」だったことにちょっと違和感を感じていましたよ。

 原作では男性なので。

 まあ、うん、わかるんだけど。

 濱田岳くんでもよかったんじゃないかな、綾瀬はるかの役。

 岡田将生の役を綾瀬はるかで、

 もう一回作りませんか。ねえ。

 岡田将生の役こそ、「女性」じゃないと、

 意味が変わってきちゃうじゃない?!

森蘭丸濱田岳

 うまいよね、この人。伊坂さんの映画の常連さんのイメージですが

 わかるよ~かっこ悪い役ができるって、とても素敵。

 そして、かっこよくも見えるんだもの。

本能寺ホテル支配人(支配人だったんだ):風間杜夫

 いつも、否定しないように、でも何言ってるかわからない、

 って感じ、とてもよかった(笑)

 いつも振り回されて泣きそうで気の毒(笑)

明智光秀高嶋政宏

吉岡恭一:平山浩行

吉岡征次郎:近藤正臣

大塚孫三:田口浩正

島井宗室:佐戸井けん太

出張マッサージ師:八島智人

 せっかくヤッシーなのに、全然物語に絡んでこないんだもん!

 でも、「このちょっと変な人をもってしても(動きがおかしい)、

 繭子が変に見える」というスパイスでした。

予約を間違えるホテルの人:宇梶剛士

職業安定所職員:飯尾和樹

チラシを配る男:加藤諒

 

そうそうたるメンバーでしたね。

見てほしいな~重くないので気軽にみられるし。

本当に、こんなに信長がかっこよかったら、

そりゃついていってしまうわな。

そして、敵も作りやすいですよ。

【本】「世界5大宗教入門」からいろいろ学んだけど、その前に。

この本、題名が長いんだよ。

「世界94ヵ国で学んだ元外交官が教えるビジネスエリートの必須教養 世界5大宗教入門」

なので、端折りました。すみません。

 

さて。私は理系です。

というより、文系を避けてきたのです。

文系を避けたから消去法で理系になりました。

なので、宗教とか、マジ全然知らない。

 

でも、アニメ・映画・本・マンガは大好き。

進撃の巨人」を見ていて、

「こ、これは、ユダヤなのでは?」

と思ったのがこの本を読もうと思ったきっかけです。

サブカル?は、たいてい、宗教か歴史がベースなんだよな。

知っていた方がきっと物語をもっと楽しく読めるのでは。

というヨコシマな気持ちです。(ヨコシマってヨコハマみたい)

 

国史は、封神演義(マンガ)と、水滸伝(北方健三)、

三国志吉川英治)を読んだので、ま、もういいでしょ。

あとは、始皇帝ラストエンペラーを見ておけばよいんでは、

と勝手に思っている。

 

今回の本は、とても分かりやすかった。

何も知らない私にも、とても分かりやすかった。

興味を持ちました。

なので。

 

一つ、感想の前に、文系の本を書いている方々に、

ぜひ!!文句を言わせてもらおう!!

 

基本的にさ!歴史も宗教もだけど!!

書いている方々?!

読む人がある程度「知ってる」前提で書かれているのが気にくわない!!

もっとわかりやすく説明しようとは思わないのかい?!

興味がない人に手に取ってもらってありがとう、

ぐらいのやさしい本はないのかい?!

やさしさはないのかい?!おごってるように見えるんだよね?!

理系は、「みんなに面白さを知ってもらえたらうれしい」

という感じの、わかりやすーく書かれているのが結構あるけど、

文系はそうじゃない。

「知らないやつが悪い」くらいの感じで、

徳川家康」という漢字が読めない人には

「ムリ!」な本ばっかりなんですよ!!

理系の「やさしい」という本で

「モルがなんなのかわからないやつが読んでんじゃねーよ」とか

「哺乳類がなんなのかわからないとか、ありえねえ」とか

「光の三原色も知らんのか」とか

そういうこと言わないでしょ?!

「光の三原色というのがあって、」っていって、

とりあえずその場で説明するじゃないか!!

それを、いきなり「徳川家康が」とか「諸葛孔明が」とか

キリスト教が」とか。

説明が足りんのじゃ!!

 

いいか、よく、

「物理なんてどこで使うんですかー」とか

「二次関数とか、いつ日常生活に関係ないんですけどー」とか

よく言われますよ。理系は。

でもね。

釣りゲームをするなら、その投げた釣り糸が

自然に弧を描くために、クリエーターさんは二次関数を使っているし、

建物を建てる時も、椅子を作るときも強度も、

すべて物理ですよ(よく知らんけど!)。

コンピューターの中身なんて、全部理系分野じゃないか!!

食べものをどのくらい火を通さないといけないとか、

買い物するときにいくらかかるか、とか、

ミシンの仕組みだって、

時速何キロで走っているから、何時間後につくとか、

(最後は算数だけども)

使いまくってんだよ!!

それなのに、何?!

歴史なんてどこで使うの?!

「戦略的に」とかっていうけど、

それを言うならむしろ日常生活で使わないよね?!

買い物するときに計算は必要だけど、

買い物するときに織田信長は使わないよね?!

えらそすぎ!!

なんであんなに偉そうなの?!

歴史家の人とか、人文の人とか、

なんであんなに偉そうなの?!

「言葉」や「歴史」を使うのならば、

もっとわかりやすく説明しろ!

小難しいことを言っておけば偉そう、な時代は終わったんだ!!

説明が足りんのじゃ!!(2回目)

 

はー。熱くなっちゃった。

とりあえず、今回の本はわかりやすかったので、

ほんとよかったです。

姉妹本も読みたいです。

民族のやつ(題名覚えてない)

 

次回からは、実際に学んだことを書くぞ!

【映画】人間失格(生田斗真バージョン)の感想

太宰治の「人間失格」を読んだときに、

「お前は人間失格だ、バカヤロウ!」

って本を投げつけたんだけど。

人間失格よりも、一緒に「さくらんぼ」という短編が入ってて、

そっちの方が「てめえ!!!」ってなったんだよな。

 

※私は太宰治に否定的です。

 その旨ご了承ください。

 

さくらんぼ」はちゃんと思えてはないけど。確か。

主人公の男が何か難しいことを考えながら二階でゴロゴロしてて、

奥さんに「ご飯ですよ」と言われて下に降りてきて、

もそもそ食べるわけです。

子どもが二人いたような気がする。

で、上の子も3~4歳で、下の子が乳飲み子。

上の子を叱りながら下の子に乳をやっている奥さんが

あ、そうだ、と思い出して

デザートに、と、洗ったさくらんぼをテーブルに置くの。

それを見て「死にたくなった」。

 

てんめえ!!!

 

って思いました。

いや、なんとなくわかるんですよ。

その男の気持ちもさ。

わからなくもないよ。

「思ってたんと違う」とか

「その生活が自分の限界かと思うと絶望しかない」とか

そういうのでしょ。

わかるよ。

子どものころはなんでもできる気がするけれど、

大人になって自分の限界を知る。

「天井を知ってしまうんだよ」と

シャーマンキングで幹久さんが言ってたよ。

そう、その通り。

それはわかる。

 

でもさ、毎日バタバタを走り回って生きている奥さんに対して

何もやってないくせに

なんだその感想は!!!

お前も一緒に走り回ってみろよ!!

考えてばっかりだからそうなるんだ!!!

こういう輩は甘やかしてはいかーん!!!

と思った次第である。

 

で。

なんで「人間失格」を見たかというと。

結構前の映画なのだけど。

映画の予告を見た時に

「お願い、キスしてあげるから」

生田斗真が女性に迫るシーンがあって。

実際にキスをするんだけど。

そこがあまりに官能的で美しかった。

「うおお、これは落ちない女性はいないわ」って

思ったわけよ。

それで観たかったのを思い出した。

 

次々に女性が主人公に落ちていくんだけど。

わかる。

その女性の気持ちもわかる。

まず、ルックス。

誰しもが「あの男性なら懇意にしたい」

というか「話してみたい」というか

とりあえず、目を引いてしまう、という

イケメンっぷり。

そういうイケメンの役って、オファー?なのかな?

来た時に、どう思うんだろうね。

名誉なことなのかな?

生田斗真ははまり役ですよ。

だって、あまりに美しいイケメン!!!

クセのない、「正統派イケメン」

「雰囲気イケメン」とかではない

完全なる「正統派」

もう、あれで甘えられたりしたら、

イチコロです。女はイチコロですよ。

(全体的に言葉選びが古いな)

 

伊勢谷友介が、すげえゲス役で出てて(笑)

上手だったな(笑)

ゲスなんだけど、生田斗真のこと気にかけてるっていうか

なんというか。

ゲスだけど(笑)

中原中也役の森田剛もよかったです。

中原中也も、若くして亡くなってるのね。

文豪とか芸術家とか、その辺が集まるバーがあって。

そのときの人たちが、なんというか、

いいよね、ああいうの。

うらやましくもありました。

 

女性関係がどうの、と言っていたけども、

6人、女が出てきたかな?

一人目はクラブみたいなところの

あんまり売れてない子。

心中をしようと海に入るも、女だけ死んでしまう。

二人目は、引っ越した先の女性。

隣の人?何かと世話を焼いてくれる。

どうしたんだっけ、この人とは。

三人目は伊勢谷友介のところにやってきていた

職業女性?っていうのかな。編集者。

バツイチ子持ちで。

一緒に暮らしていてマンガも書いてて

このときが一番よかったんじゃない?

なんで別れたんだっけな。

ちゃんと覚えてないな。

四人目がタバコ屋の娘。

酒を飲んでいたところ、

「そんなの飲むんはよくないよ」って言われる。

祝言まで上げるけど、ほかの男性に襲われているところを見てしまい、

助けるわけでもなく、あれは何だったんだろうね。

それから女が挙動不審みたいになってしまって。

で、どうしたんだっけ?

五人目が、薬屋の女性。結構お年。

モルヒネをくれて、で、モルヒネ中毒になっちゃって

で、冒頭のあれですよ。

「あの薬をください。お願い。キスしてあげるから」

っていって速攻キスするんだよ。

ここがさ、きれいなんだよね。

いやいや何してんの、って思うけど。

で、病院に入れられて、ある程度薬が抜けたら

「療養しなさいよ」って言われて

東北?かなんかに行くのよ。

でさ、身の回りを世話してくれるのが

また女性なんだよね。

これが六人目。

なんで女性をあてがったの?バカなの?

確かに結構年が上の方でしたけども。

完全に主人公に肩入れしちゃって。

で、「死人が乗る列車」みたいのに乗って終わり。

最後に主人公が何かしゃべってました。

 

女性が自分に好意があるかどうかを

見極めるのがとても上手なのかな。

そして、自分に好意がある、と思ったら、

とことん甘えるというか。

 

ただ、私は「あれ?」と思ったのは。

主人公が子どものころ。

多分、6歳ぐらいの時に、空に向かって

「うまれてきてごめんなさい」

って言うんだよね。

「生まれて、すみません」だったかしら。

もう、最初からそういう人だったんだね

と思うと、気の毒でもあるし、

そういうのに弱い女性がいるのも確かなので、

全体的にわからないではないけれど、

この話が「傑作」とされる意味がわからない!!!

伊勢谷友介の役の方が、よっぽど人間的ですよ。

 

なんだかんだ、定期的に作品に触れてしまうのだから、

それだけで、魅了されているのかもしれない。

悔しいけども!!!

 

それとも、まだわかっていないだけなのだろうか。

 

というか、これは、心の奥底の希望を

赤裸々に体現しているような気もする。

だからイラッとするのかもね!!

 

要は、だらだらしたいだけだー!!

何もしたくなーい!

親が金持ちだといいよねー!!だらだらできてさー!

っていう部分かもね、私は(笑)

 

親が全然出てこないけど、そこなのかな。

おつきの人、じいやみたいな「ヒラメ」って人しか

出てこないけど。

「愛」を知らずに育ってしまったのかな。

そして、お金があるから何もしなくても生きられてしまって

自分の「自己有用感」みたいのを培うことなく、

生きてきてしまったのかもしれないね。

貧乏だと、働いて、怒られて、

「お前なんかいらん!」と言われることもあるけども、

できるようになれば、認められ、

それのおかげで「自分も必要とされている」という

自己有用感みたいのが芽生えるのかもしれない。

そうか、だから、

「家でのお手伝い」というのは大事なんだ。

「私はこの家の一員である」ということを

ちゃんと家族と一緒に自分自身でもわかるために。

「何もしなくていいんですのよ、坊ちゃんは」

というのは、本人にもいいわけではないんだね。

「自分は何のためにいるんだろう」と思わせないために

「役割」をあげることが、

本人の自己有用感、または後天的な自己肯定感にもつながるのかも。

そういうことができなかったのか。

ある意味、気の毒だな。

 

子育てって難しー!!!

とりあえず、映像がなかなかきれいだったのと、

(CGとか使ってないよね。)

音楽がよくて、頭から離れませんでした。

音楽、世界観にピッタリ。

あと、生田斗真が美しいです。

女性たちが翻弄されていく様は

女性から見れば「わか、るよ!悔しいけど!」

って感じ。

話は、別に面白くはないです。

太宰治の「人間失格」なので。

 

<キャスト>

主人公:大庭葉蔵…生田斗真

一人目の女性:ヒサコ…寺島しのぶ

二人目の女性:礼子…坂井真紀

三人目の女性:静子…小池栄子

四人目の女性:良子…石原さとみ

五人目の女性:コトブキ…室井滋

六人目の女性:テツ…三田佳子

おつきの人:ヒラメ…石橋蓮司

仲良しのクズ:堀木正雄…伊勢谷友介

中原中也森田剛

バーのマダム…大楠道代

 

監督…荒戸源次郎

 

この監督、「人間失格」大好きみたいだね。

最後にコメント寄せてたし。

いやあ、やっぱり男性だったよ!

【本】「首折り男のための協奏曲」感想③~⑦(著:伊坂幸太郎)

さて、続き書いてなかった。

 

③僕の舟

ちょ、これ、すごいうまくできてたよ。

パズルがかちかちとはまっていくように。

思うよね、

「あそこであちら側の道を歩んでいたら

 私の人生、どうなっていたのだろう」

って。

それを探してもらった、①で出てきた夫婦の奥さんのお話。

夫は病気で意識がほとんどない状態。

黒澤が出てきたよ。おなじみの。

 

「水兵リーベ僕の舟」から考えたのかなあ。

これからここまで行くなんて、マジか。

あ、「水兵リーベ僕の舟」とは、

元素記号の覚え方のことです。

本能寺の変(1582年)がイチゴのパンツみたいに、

元素記号の覚え方があります。

H(水素)

He(ヘリウム)

Li(リチウム)

Be(ベリリウム

B(ホウ素)

C(炭素)

N(窒素)

O(酸素)

F(フッ素)

Ne(ネオン)

あってるかな?古い記憶を掘り出したぞ(笑)

この頭文字?というか、をとって

「水兵リーベ僕の舟」

ここからもあるけど、忘れたぞ。というか覚えてないぞ。

一応理系なのに(爆)

まあ、とりあえず、置いておいて。

 

・遊園地で迷子になったとき、頼りになった知らない男の子

・銀座で4日間、夜だけしゃべった男

 

気になるよね。

こういう、はたから見たら、もしかしたらたわいない、

大したことのない、ありふれたことなのかもしれないけれど、

自分からしたら、ものすごいお話みたいなことで。

そのときの「彼」に会ってみたいというか、

そちらに行っていたら、今ごろ私はどうなっていたのかしら。

という。

 

ネタバレ↓

そして、それは、どちらも今の旦那さんでした。

というお話でした。

うまくできてたなあ。読ませたいよ、子どもに。

 

④人間らしく

えっと、この話はよくわかんなかった。

というか、いじめの話で。

伊坂さんはいつもいじめに怒っている。

だから天罰を食らわせてくれた。

それはとてもいいのだけど。

なんというか、

現実には起こらないので、

なんとも言えない気持ちになった。

小学生男子同士のいじめの話と、

クワガタ同士のいじめの話と、

それに神様が天罰を下す話です。

 

⑤月曜日から逃げろ

これはややこしいぞ!

ネタバレになるけど映画「メメント」です。

ぜひ、読み終わった後に、もう一度読んでください。

おー!ってなる。

 

⑥相談役の話

山家清兵衛という人がいるらしく。

その人になぞらえた「ミスター注目の的」さんの話。

ミスター注目の的って、いるよね。

いるいる!

外見よくて、性格があんな感じの人。

これがね、本当にその通りなの。

外見が良くて、性格がいい人なんて

存在しないんだよ!(断定)

いるのかもしれないけど、通常存在しない!

周りがイケメンパラダイスだったら

ご本人がイケメンでも「自分だけではない」と

思うかもしれないけれど、

掃き溜めに鶴状態だったら(ひどい)、

そりゃ天狗にもなりますよ。

だから、この「ミスター注目の的」は、

現実世界によくある話で、

なんとも言えない気持ちになった。

こちらも。

 

⑦合コンの話

これね、いちいち注釈みたいのが入るのがよかった(笑)

なるほどね、という感じで。

物語のあらすじなんて、2行で終わるんだよ。

そう、よくある話なんだ。

でも、それをここまで広げられる。

作家の力はすごい。

これも伏線が張り巡らされていて、

よかったです。

 

こんな感じかな。

やっぱり、首折り男が一番好きだった。

練られていたというか、伊坂さんらしいというか、

私が好きな伊坂さんがたくさんいた。

 

この話で、自己肯定感を探すなら。

自分が信じられるものがあると、強い。

それが、

自分に似た人でも、

自分が愛した人でも、

過去の思い出でも、

神様でも、

自分の腕でも、

自分の顔でも、

特技でも。

何か、絶対的に信じられるものがひとつあると、

強いのかもしれない。

 

私が思うのは、

日本人は精神的に弱くなったのは

「太陽神」

だったからで、

「太陽は惑星の一つだった」

ということを知ってしまって、

「太陽が神ではない」と知ってしまってから

日本人は精神的に弱くなったんだと思う。

「お天道様が見ているから、悪いことはできない」

とか、そういうのが使えなくなったから。

私はキリスト教でもユダヤ教でもイスラム教でもないので

「唯一絶対神」というのは信じていないし、

宗教のせいで戦争が起こるなら、宗教なんてなくせばいい

という知人の気持ちもとてもわかるし同感する。

でも、3宗教の人たちから、唯一絶対神を取り上げようとは

思わない。

だって、それを信じているから「強くなれる」

という部分は絶対にあると思うからだ。

取り上げてはいけない。

ただ、3宗教の皆さんにも「多様性」を理解してほしいだけ。

こちらもそうするからさ。

 

脱線しました。

面白かった!

また他のも読もう。

【映画】君に、届け。(ネタバレあり感想)

ようやく観ました。

「君に、届け。」

三浦春馬が亡くなったときに、妹が

 

「本当にかっこいいから、ぜひ見て!!」

 

って言ってたんだけど、

なんかつらくなりそうで見なかったんだよね。

そして、つらくなりました。

 

話はよかったよ。

今の映画とかアニメとかのスピードよりはだいぶ遅くて

ちょっと、「おっそ」と思うところはあったけど(笑)

ほんとにいまはスピードが速いね。

どんな映画でもアニメでも、どんどん進む。

曲もだもんね。仕方ない。

最初が微妙だと、すぐ飛ばされるんでしょ。

年老いた私からすると、恐ろしい話だ。

まあそれだけ、

「人で呼ぶ」

という時代ではなくなったのかもしれないね。

それはそれでいい時代になったのかも。

「誰でも、一本は素晴らしい本を書ける」

という言葉を聞いたことがあるから。

 

はい、脱線しました。

で、内容は。

主人公は、黒沼爽子。

みそか生まれの、楽団員(シンバル)の父と、

おそらく専業主婦の母の間に生まれた。

みそかの第九をほっぽりだして、

娘の出産に立ち会った(?)父。

ここが、すでに、好き。

 

「座敷童に似ているね」と幼稚園の頃に言われて、

それでうれしいと思った爽子は

(ここでうれしいと思うところがなんとも)

一日一善を心がける。

素敵!!もう、そこが素敵!!!

 

ただ、髪の毛が長くて、日本人形で、

そのうえちょうど映画および本の

「リング」

が流行ってしまい

爽子なのに「貞子」とあだ名をつけられ

そのまま、なんつーか怖がられる。

普通に生活しているだけなのに

「なぜか謝られる」

というちょっと孤立した学校生活を送っている。

 

いやあ、リング、怖かったよね。

無茶苦茶流行りましたよ。

いまだに髪の毛バサーってやると

「貞子!」って言われるもんね。

って見てないんだけどさ。私。

私の母は、怖いのが全然大丈夫で、

羊たちの沈黙」という映画があるのですが

あれを見ても

「面白かったー!」

という反応をする人で、

この人大丈夫かな、血が通った人間なんだろうか

と思ったこともありますが、

その母がリングを見て、

終わった直後に電話がかかってきて、

恐る恐る出たら

「あ、もしもしー!○○ですー!」

みたいな普通の電話で(当たり前)

「なんで今電話してくるのよ!怖かったじゃない!」

と電話の相手に八つ当たりをする、という

とんでもないことをしでかしたのですが。

あの母がそんなに怖がるなんて!!!

って思って、観てないです。

っていうか、本を3ページくらい読んだのですが

「これは読んではいかん」

と思った記憶があります。

なんか、普通そっち側に曲がらないよねっていう方向に

足がまがっているとか、そんな話だった気が…

 

はい、また脱線。

で、爽子は高校の入学式当日に、

道に迷っているらしき男子に

「高校はこっちですよ」と声をかける。

そう、ここで声をかけることができたのは、

一日一善をモットーにしていることと、

男女問わず、友人がいなくて、誰とも壁とかがないから。

という設定のおかげ。

通常、あんなキラキラ男子に話しかけられませんからね。

設定が生きる、というのはこういうことなんだな、

と勉強になります。

これが、風早くん。三浦春馬

 

高校でも、「貞子」と呼ばれ、

目を3秒以上合わすと不幸になるとか、

そういう噂を立てられる。

 

で、風早はクラスの中心的存在で。

いろいろ企画する。

その中に、「肝試し」というのがある。

で、「貞子がいたら怖いよねー!

霊感とかあって、呼び寄せたりしたらどうしよう!」

的なことをクラスメートが言っているんだけど、

爽子は「私、霊感がなくて、皆さんのお役に立てなくてどうしよう」

と悩む。そこか(笑)

 

で、ここで友達?が二人できる。

女の子で、ちょっとギャルっぽい子たち。

千鶴ちゃんとあやねちゃん。

「お化け役やってよ」とかいう。

え?普通、いじめじゃね?それ。って感じだけど、

爽子は、ちょっと嬉しい。

よかったね。ずれた子で。

しかも「貞子」とか呼ぶし。

え?いじめじゃね?って思うけども。

ま、爽子が嬉しそうならいい。

どっちも純粋だったからよかったね(笑)

肝試しは貞子のおかげで大成功。

ただ、爽子にクラスメートが

「風早、今回の罰ゲームとして、

貞子と付き合える権利!」とか言われて、

風早が怒り、爽子が泣きながら帰り、

風早がそれを追いかけて謝る、みたいなシーンもあったな。

で、風早と大輔(野球部員。千鶴の幼馴染。あんまりいろいろ気にしない)

と5人でよくつるむようになる。

ラーメン食べに行ったり、買い物行ったり。

 

青春って、やっぱり友達なのかなあ。

友達なんていなくても、学校は全然やっていけると思うんだけど、

やっぱり「友達至上主義」みたいのが多くて

学園物はな。。。

 

また脱線。

で、千鶴とあやねと仲良くなるんだけど、

風早と付き合いたい胡桃沢(桐谷美玲)がよくない噂を流す。

千鶴とあやねに関しても。

で、爽子はそのことに対してとても怒り

そういうことを言った女子に立ち向かうんだけど、

自分と一緒にいるのがよくないのかな、とも思って、

距離を置くようになって、

でも、まあ、なんだかんだあってそこは戻って(端折る)

で、風早に「つきあって」って言われて断って、

主催の花火大会にもいかなくて。

このさ、風早くんの「俺が言ったら誰でも大丈夫だろう」

的なこの押しの強さ?

イケメン・美人にありがちだけど、

なんていうか、しかも「あんたも好きでしょ」みたいな

「風早にこくられて断るとか、ないでしょ」みたいな。

なんていうか、もうちょっとマンガだとあるのかな。

爽子が風早くんに惚れていることが千鶴とあやねにばれてるシーンとか。

なんつーか、そりゃ、胡桃沢かわいそうだよって思っちゃったよ。

あんなにかわいいのに。

あんなに!かわいいのに!!

この世界観だったら、彼女に惚れない人はいないはず!!!

 

で、「君に、届け」って、

風早→爽子だったんだね。

風早、最初っから好きだったんだ。

一目惚れしたのは風早くんだったとは。

 

最後のシーンとか、かわいらしくてよかったです。

 

やっぱりさ、ご両親にとても可愛がれている、

というのは、過剰なほどに心配されている、

でも、父にはとても心配されているけれど、

母は結構「好きにしたらいいじゃないの」みたいな、

理想的なご夫婦でした。

とっっっっても!!仲良しだし。

 

親に愛されているということは、

自己肯定感を高めているので、

学校であんな扱いをされていても、

「霊感がなくて、皆さんのお役に立てなくて悲しい」

みたいな感じになれるのかな。

あの、うじうじはしているけれども、

自分に別に腐ってもいないし、

自分が嫌いなわけでもない、

そんな爽子が「強い」と思ったし、

あんな風になりたいな、とも思った。

 

爽子のように自己肯定感を高めたいとして、

親を変えることはできないから。

一日一善も爽子を支えているのかな。

どうなのだろう。

自己肯定感を高めたいと思ったなら、

一日一善からやってみるのもいいかもしれない。

一善すれば、とりあえず自分をほめてあげられるもんね。

生きてるだけで褒められていいと思うけど、

無理やりにでも「一日一善」すれば、

「自分」を「自分」で褒められる。

それは、精神衛生上いいことな気がする。

そんなの、自己満足でいいのだ。

だって、どんなことだって、自己満足で生きているのだから。

偽善でも自己満でもいい。

「一日一善」して「自分で自分をほめてあげよう」

それはいいことだ。

【本】「首折り男のための協奏曲」感想①②(著:伊坂幸太郎)

やっぱり読んじゃった。読んじゃったよ。

読み始めたら止まらないよ。

もう、伊坂さん、大好きだよ。

天才だよ。

※ネタバレあります。

 

この本は、短編7編入っていて、

それぞれ違う雑誌というか、に載せていたそうなので

特につながりがあるわけではないのだけど、

ゆるくつながっていましたよ。

 

最初の本の折り返しのところがいいよね。

「協奏曲」についてと「首」について書かれているんだけど

(文庫ではなく単行本で読みました。文庫にこれがあるかはわかんない)

「首」のところに

「人間の首は、この『首折り男のための協奏曲』に収録されている

物語の数と同じ7つの頸椎によって支えられている」

ってある。

そう、この7つってとても不思議。

キリンも頸椎7つなんだよね。

キリンも7つっておかしくない?

あんなに長いのに。どういうことなんだろう。

「協奏曲」のところも面白くて

「上手なピアニストと上手なオーケストラが

同じステージに立ったからと言って、名演になるとは限らない」

ってあって、プッ!って笑った。

ラーメンだって、最高峰の麺と最高峰のスープを合わせたからって

絶対美味しいとはかぎらないんだよね。

「相性」っていうのもあるからさ。(違うか)

 

①首折り男の周辺

この話、何かで読んだんだよな。

多分、雑誌に載っている奴を読んだんだと思う。

多分立ち読みで(笑)

これさ、本当によくできてるんだよ。

最後の1行でほんとに「!!!!」ってなる。

よく言うじゃん。

「最後の一行に、あなたは驚愕する」って。

いや、ほんま、それ。

驚愕、っていうか、

「おいおい、伏線全部回収していきやがったぞ」

って感じ。

うまいことまとめたな!!って感じ。

もう、その一行読んだときに

「天才!もう伊坂さん天才!!」

って叫んだもんね。

この話だけでもいいから読んでほしいわ。

で、読んでほしいわ、といいつつ、

全部書いちゃったので、

読む予定の人はここでおしまいにしてください!

 

 

内容としては、首が折られる事件が連続で起こるんだけど、

(首折るの好きだよね。伊坂さん(言い方!)。

まあ、一番足がつきにくい、という方法なのかもしれないけど)

その犯人が「隣のお兄さんじゃないかしら」

と気になるご夫婦の奥さんの方。

ちょっと身体的に特徴的で、確かにってなる夫の方。

ちょっとガタイのいい、ずんぐりなイメージを持ったが、

違ったらごめんなさい。

ほらあの、スラムダンクの花道の友達の、

ちょっと背の低い眼鏡かけてる丸い人、

あの人の背をもう少し大きくしたイメージ。

で、その隣のお兄さん自身は、とても小心者で、

実はいじめられ体質だったりする。

そういえば、いじめられる、っていうのも、

よく出てくるよな、伊坂さんの話に。

きっと、怒ってるんだろうな。

で、借金取りに追われてたりするんだけど、

ご本人も「大藪」って人に間違われる。

その「大藪」は、どうやら危ない仕事をしてるっぽい。

で、いろいろあるわけなんだけど(端折る)

「大藪」が助けようとしていた、リンチされそうになってた

男の子がいて、

(お化けをみたという友人とのたわいない話から

お化けを否定してしまったことでいじめに発展してしまった。

ああ、そうなんだよね、こういうことあるよね。

だから、学校なんて嫌いだ!)

「来週来るよ」って言ったんだけど、大藪はこなくて、

たまたまお隣のお兄さんが通りかかる。

「来てくれたの?!」って言ったら、

「俺じゃないんだ」とか言って去られてしまい、

リンチされそうになってた彼は絶望的になるんだけど、

お隣のお兄さんがなんか「大藪」が乗り移ったような気がして

助けにくるんだよね。

ここがさ、助けに来るっていうよりは、

「俺だってできるはずだ、バカヤロウ!」って

バカヤロウは誰に言っているのか、自分に言っているのかわからないけど、

そんな感じがして、押しつけがましくないって言うか、

助けに来たヒーローとかではなくて、どちらかといえばヒールで、

なんというか、そこがいい。

で、大藪は、と言えば。

お隣のお兄さんに間違われて借金取りのところにいって、

そいつらを皆殺しにしてるんだよね。

で、なんでかわかんないけど、大藪も死んでる。

で、リンチされそうになってた男の子は隣のお兄さんに助けてもらって、

ニュース見たら、その時間にはもう大藪は死んでて。

「え?おばけ?」っつって。

ここよ。ここからよ。書くのやめとくわ。

天才よ。

おばあさんとか、小さい子を連れたお母さんを助ける

その助け方もすごくよかった。

誰かが怒り始めてしまえば、ほかの人が怒ることはない。

行き場をなくす。

だから、ガタイのいい俺が先に趣旨を伝えたうえで怒ることで、

堂々ともたもたできる、という話。

自分が憎まれ役になることで、相手を助ける。

これ、ほんとにかっこいい。

いま、子どもたちがルパン三世見ているんだけど、

ルパンもそうなんだよね。

私にとってルパンは本当にかっこよいの代名詞なんだけど、

そういうことなのかもしれない。

いやあ、見習いたい。

私は、自分の評価が下がるのがとても嫌なので、

そういうことできないから。。。

もう、オバハンになったんだし、憎まれ役とか

アホ役とか、できるはずだ。

どちらかというと、アホ役の方が私はプライドが傷つかないので、

そちらからやってみようと思う。

 

②濡れ衣の話

これもさ、そうそう!っていうところから始まるんだよ。

子どもを車で轢き殺されたお父さんが、

その犯人の女性にあってしまう。

5年経つのに同じマンションに住んでいること、

特に気にしている感じもないことに絶望し、

怒りがこみあげてきて殺してしまう。

殺しても息子は帰ってこないのに。

そう、ここが。

「そんなことをしても、息子さんは帰ってきませんよ。

 息子さんが喜ぶと思いますか」

みたいな止め方をよくしますが、そうじゃない。

そうじゃないよな、って思ってた部分を、代弁してくれました。

「自分の人生を台無しにした女を殺害したことで

さらに私の人生が台無しになるのは、どこか悔しいといいますか

やりきれない思いを感じます。

彼女に私と同じ苦しみを与えたうえで、息子が戻ってくるのであれば

まだバランスはとれているように感じますが

息子は失ったままで、さらに私も犯人として罰せられるとなれば

釈然としないものがあります」

そうそう、そうなのです。

そちらはわざとじゃないんでしょう。

それはわかりますよ。

でも、じゃあ、こちらが受けた苦しみは、どうしたらいいですか。

どうしてなんの落ち度もないこちらが、

ただ奪われ、苦しまないといけないんですか。

「理不尽」

「不条理」

この世の中には理不尽がたくさんあることもわかる。

だから、自分をその理不尽な波が翻弄するならば、

ただ嘆くのではなく、その中をいかに泳ぐかを考える。

(「暗殺教室」より)

それはわかるし、その意見には納得だ。

でも。

耐えられない理不尽を被ったとき、

どうしたらいいんだよ、っていう。

すごい、このお父さんには、同情というか

同感というか、共感というか、してしまった。

そして、現実には許されなくても、

制裁してくれて、うまいことまとめてくれた伊坂さんに

ありがとうを言いたい。

【鬼滅の刃遊郭編】最終話の感想というか、学び。

また鬼滅の刃遊郭編を見ちゃったよ。

もう、最初からまた見てます。

もはや、テレビで流れてないと落ち着かないくらいに。

 

■学んだこと

「本当につらい時に一緒にいてくれた人は、

 心から大切に思う」

 

なぜ最後に梅ちゃん(堕姫)は妓夫太郎と

一緒に行ったのか。

それは、やはりこれだろう、と思うのです。

本当につらいときに、一緒にいてくれた人。

おなかがすいて、寒くて、誰も助けてくれない。

自分じゃ何もできない。

そんなときに、一緒にいて励ましてくれた人。

その人だってつらかったはずなのに、

一緒にいて、大丈夫だって言ってくれた人。

そんなの、もう、大事にするしかないよね!!!

(泣けるわ。思い出し泣きできるわ)

 

これは、宇髄さんもそうだと思う。

本当につらい時に、一緒にいてくれたのが、

嫁ちゃんズだったんだろう、と。

自分が、「もう無理だ」と思ったときに、

奥さんが一緒に里を抜けてくれるなんて、

よく考えたらすごいことなのです。

 

妓夫太郎と梅ちゃん(堕姫)と

炭治郎と禰豆子の兄弟の対比が話題になった

最終話ですが。

これは、宇髄さんも対比になっています。

残酷にはっきりと言うと。

 

「兄弟を助けられた兄」と

「兄弟を助けられなかった兄」

 

という点で。

 

アニメではさすがに出てきませんでしたが、

宇髄さんは、兄弟を二人手にかけています。

父親に、生き残った兄弟6人で覆面をつけさせられて

殺し合いをさせられる、というもの。

二人殺したときに、宇髄さんは自分が今殺したのが

実の兄弟だったことに気が付きます。

で、里から抜けるんです。

 

いやマジ、宇髄さんの心に、どれだけの罪の意識があるのか

考えたくないです。

 

で。

嫁ちゃんズはよくついていったな、と思うんです。

この、多様化が進んでいる現代でもなかなか難しい。

だって、嫁ぎ先から逃げ出すっていうことは、

実家とも縁を切ることになるんですよ。

兄弟や友人とも。

絶対帰れない。

 

突然言われるわけです。

今までずっと家業を継ぐために小さいころから

ずっと英才教育を受けていて、

その家業は自分も同じで、自分も同じように教育を受けてきて

自分よりも格が上の良く知らないその人のところに

「嫁ぎなさい」と言われて

「はい」と言って嫁いだその旦那さんが。

 

「兄弟を殺してしまった。

 もう耐えられない。

 俺は、実家と縁を切る。

 お前らは好きにしろ」

(多分、好きにしろって言ったと思う。宇髄さんは。

 あるいは、残れって。離縁しようって)

 

ついてく?これ。

ついてける?これで。

はっきり言うと、兄弟を殺した人だよ?

 

(まあ、英才教育って大変だよね、

 わかるよ、うちもそうだからさ。

 でもいくらなんでも、さすがにやりすぎでしょ、あの家)

って思いながら見てるわけでしょ。

で、

「わかりました。

 一緒に行きます」

って。

言えるかなあ?

 

多分、嫁ちゃんズは思ったんだと思う。

「あ、この人、自分で死ぬ気だな」

って。

そうですか、ってすることもできたと思うんだよ。

じゃあ、離縁ですね。残りますねって。

通常、そっちが普通な気もする。

だって、「その家」に嫁いだのであって、

「その人」に嫁ぐ、って考え方ではまだないと思うから。

それなのに、「家から抜ける」って言われたら

「いやいやいや、待てい!」ってなるでしょ。

 

でも、きっと、ここで

「はい、一緒にいきます」

と言えたということは

嫁いできたときから、天元さんを見ていて、

つらかったんだろうなあ、と思う。

嫁いできたときは天元さんのことをきっとよく知らなかっただろうけど

(だって、親があてがうんだもんね)

兄弟たちとの毎日の修行とか、鍛錬とかで、

そのたびに体もだけど、

心が傷ついていくのを

誰よりも近くで見ていて、

「危ないな」って思ってたんだと思う。

自分たちのこともきっと

他の男性からの女性の扱いと比べて

「え?優しすぎない?大切に思われてない?」

って思ったんだよね。

でさ。

天元さんが、「優しい」「繊細」ということに気が付いていったときに

件のことが起きて、

 

「兄弟を殺したのは、

 この人の意思じゃない」

 

と明確にわかるほどに信頼をしていて、

 

「ああ、この人は、このまま一人にしたら

 すべての業を一人で背負って

 自分で逝くことを選んでしまう」

 

そう思ったんだろうな。

そのくらい、ボロボロだったんだと思う。

だからすべてを捨てても

「この人を支えよう」

って思ったんだろう。

もしかしたら、

「里を抜けましょう」といったのは

嫁ちゃんズかもしれない。

このままでは、天元さんはおかしくなる、

と思って。

 

そう思うと、何もない状態の旦那さんと

一緒に抜けてくれた嫁ちゃんズたちを

何よりも大切に思う宇髄さんの気持ち、

すごく理解できました。

 

 

この嫁ちゃんズを天元さんにあてがうのに、

「相性をみて一族の長が嫁がせる」とのことだったですが、

一族の長はおそらく親父だろうから、

「人を見る目」は親父にはあったんだな、

って思うんだよ。

天元さんにこの3人をあてた、というのが。

いや、もしかしたら抜けてほしかったのかな。

天元さんが「異端」であることに

「優しい子」であって、

それも残したほうがいいことに

無意識に気が付いていたのかもしれない。

ある意味、煉獄パパのようだ。

 

は!妓夫太郎と梅ちゃんのことを書いていたのに、

宇髄さん愛が強すぎました。

 

 

妓夫太郎と梅。

宇髄さんと嫁ちゃんズ。

炭治郎と禰豆子。

 

これだけ信頼し合えるって、いいなって思います。

 

そして、信頼し合えるのに、一番大事なのは

 

「きちんと気持ちを伝えること」

 

だと思いますね!

これはまた、別の記事に。

 

 

※ここからは、すごいサイコパス発言(発現)します。

 ので、白反転します。

凄い、サイコパスなことを言いますけども。

いやさ、普通に考えて、

6人で殺し合いをしたら、

同じ訓練をしているんだし、まだ一番上が15とかだったらだよ?

年長者が勝つに決まってんじゃん!!

天元さんとそのすぐ下の弟が生き残ったのは

当たり前なんだよ。

まだ体ができあがってない、月齢が物を言う年なのに。

バカなの?!親父?!

私が親父だったらだな、全員15歳超えてからやるね、これ。

そうしたら一番上はすでに25才くらいになっていて、

使えるだろうし、もう次の世代(子供)がいるだろう?

そこからでしょ、やるならさ。

どうせ皆殺しにするんなら

そこまで育ててから、

死んでしまった、ようは「使えなかった」その息子家族たちを

皆殺しにすればよかったんだよ。

どうせ「使えない」と判断するんなら。

6歳が15歳に勝てるわけないだろ。

バカなのか。